FilterRequestCallback デリゲート

同期先プロバイダーと同期元プロバイダーとの間のフィルターのネゴシエーションを仲介するメソッドを表します。

名前空間: Microsoft.Synchronization
アセンブリ: Microsoft.Synchronization (microsoft.synchronization.dll 内)

構文

'宣言
Public Delegate Function FilterRequestCallback ( _
    filter As Object, _
    filterType As FilteringType _
) As Boolean
'使用
Dim instance As New FilterRequestCallback(AddressOf HandlerMethod)
public delegate bool FilterRequestCallback (
    Object filter,
    FilteringType filterType
)
public delegate bool FilterRequestCallback (
    Object^ filter, 
    FilteringType filterType
)
/** @delegate */
public delegate boolean FilterRequestCallback (
    Object filter, 
    FilteringType filterType
)
JScript supports the use of delegates, but not the declaration of new ones.

パラメーター

  • filter
    同期先プロバイダーで指定されるフィルター。このフィルターは同期元プロバイダーに渡され、変更の列挙時に使用されます。
  • filterType

戻り値

filter で指定されているフィルターが同期元プロバイダーでサポートされている場合は True。それ以外の場合は false

解説

FilterRequestCallback は、Sync Framework によって実装されます。

フィルターのネゴシエーションは、次の手順を使用して行われます。

  1. 同期元プロバイダーが変更の列挙を開始する前に、Sync Framework が同期先プロバイダーに実装されている IRequestFilteredSync インターフェイスの SpecifyFilter メソッドを呼び出して、フィルターのネゴシエーションを開始します。

  2. SpecifyFilter の処理中に、同期先プロバイダーは、Sync Framework で指定されている FilterRequestCallback にフィルターを渡します。

  3. FilterRequestCallback の処理中に、Sync Framework は、同期元プロバイダーによって実装されている ISupportFilteredSync インターフェイスの TryAddFilter メソッドを呼び出します。要求されたフィルターが同期元プロバイダーでサポートされていない場合、同期先プロバイダーは、サポートされているフィルターが見つかるまで、フィルターを要求し続けることができます。

フィルターのネゴシエーションが正常に終了すると、同期元プロバイダーは、このフィルターを使用して、変更の列挙時に含める項目を決定します。

参照

リファレンス

Microsoft.Synchronization 名前空間