IItemMetadata2::GetMergeWinnerId

マージ廃棄標識の優先される ID 値を取得します。

HRESULT GetMergeWinnerId(
  BYTE * pbWinnerId,
  ULONG * pcbWinnerId);

パラメーター

  • pbWinnerId
    [in, out, size_is(*pcbWinnerId), unique] マージ廃棄標識の優先される ID 値を返します。
  • pcbWinnerId
    [in, out] pbWinnerId のバイト数を指定します。書き込まれたバイト数を返します。pbWinnerId が小さすぎる場合は、ID を取得するのに必要なバイト数を返します。

戻り値

  • S_OK

  • S_FALSE (この項目がマージ廃棄標識でない場合)

  • E_POINTER

  • HRESULT_FROM_WIN32(ERROR_MORE_DATA) (pbWinnerId が小さすぎる場合。この場合、必要なバイト数が pcbWinnerId で返されます。)

解説

マージ廃棄標識は、競合している 2 つの項目をマージすることによって制約の競合が解決されるときに作成されます。制約の競合がマージによって解決されると、小さい方の項目 ID が優先される項目 ID として選択され、大きい方の項目 ID が優先されない項目 ID として選択されます。優先される項目 ID は、マージされた項目を識別するために使用されます。マージ廃棄標識は、優先されない項目 ID が同期コミュニティ内の優先される項目 ID と同じ項目を示すことを追跡します。マージ廃棄標識のメタデータは、削除された項目の廃棄標識のメタデータと同じですが、優先される項目 ID が付加されています。

参照

リファレンス

IItemMetadata2 インターフェイス

概念

制約の競合の検出および解決