IFileSyncProviderCallback::OnChangeApplied

ファイルの変更が適用されると発生します。

構文

HRESULT OnChangeApplied(
  LPCWSTR pcszNewFilePath,
  LPCWSTR pcszOldFilePath,
  DWORD dwChangeType);

パラメーター

  • pcszNewFilePath
    [in, string] 変更されたファイルの新しいパスです。パスは、ルート ディレクトリに対する相対パスです。dwChangeType が FILESYNC_CHANGE_TYPE_RENAME の場合は、新しい名前が適用された後の新しいパスになります。dwChangeType が FILESYNC_CHANGE_TYPE_DELETE の場合、この値は NULL です。

  • pcszOldFilePath
    [in, string] 変更されたファイルの以前のパスです。パスは、ルート ディレクトリに対する相対パスです。dwChangeType が FILESYNC_CHANGE_TYPE_RENAME の場合は、新しい名前が適用される前のパスになります。dwChangeType が FILESYNC_CHANGE_TYPE_CREATE の場合、この値は NULL です。

  • dwChangeType
    [in] 適用された変更の種類です。この値は、FILESYNC_CHANGE_TYPE 列挙から取得します。

戻り値

  • S_OK

説明

変更が同期先レプリカのファイル データに影響を与える場合にのみ、このイベントが生成されます。変更がファイルのメタデータのみに影響を与える場合、このイベントは発生しません。たとえば、更新と更新の競合が検出され、同期先システムのファイルが優先される場合、同期先には変更が適用されず、このイベントは発生しません。同様に、同期元の廃棄標識を同期先に伝達させる場合はメタデータしか更新されず、同期先ファイル システムは変更されません。このような場合、このイベントは発生しません。

OnChangeApplied からエラーが返された場合、Sync Framework は現在の変更バッチを停止し、IFileSyncProviderProcessChangeBatch メソッドからエラーを返します。

関連項目

その他の技術情報

IFileSyncProviderCallback インターフェイス

FILESYNC_CHANGE_TYPE 列挙体