CONFLICT_RESOLUTION_POLICY 列挙体
同期セッションで使用する同時実行の競合の解決方法のオプションを表します。
構文
typedef enum
{
CRP_NONE,
CRP_DESTINATION_PROVIDER_WINS,
CRP_SOURCE_PROVIDER_WINS,
CRP_LAST,
} CONFLICT_RESOLUTION_POLICY;
メンバー
CRP_NONE
変更適用元は、ISyncCallback::OnConflict メソッドを使用して、競合が発生したときに各競合について同期アプリケーションに通知します。アプリケーションでは、競合している項目を調査し、IChangeConflict::SetResolveActionForChange または IChangeConflict::SetResolveActionForChangeUnit を呼び出して競合解決アクションを指定します。CRP_DESTINATION_PROVIDER_WINS
同期先レプリカで行われた変更が常に優先されます。リモート クライアントで行われた変更を同期先レプリカに反映しないようにする場合に使用します。Sync Framework によって、SRA_ACCEPT_DESTINATION_PROVIDER の競合解決アクションが指定されます。CRP_SOURCE_PROVIDER_WINS
同期元レプリカで行われた変更が常に優先されます。これは、同期先レプリカを信頼しないようにする、読み取り専用の同期ソリューションをサポートします。Sync Framework によって、SRA_ACCEPT_SOURCE_PROVIDER の競合解決アクションが指定されます。CRP_LAST
列挙体にある最後の要素のプレースホルダーです。この値は使用しないでください。
説明
CONFLICT_RESOLUTION_POLICY のメンバーは、同期中に発生する同時実行の競合を解決するために変更適用元で使用するポリシーを指定するために、同期アプリケーションで使用されます。同時実行の競合は、後で同期される異なる 2 つのレプリカで同じ項目または変更単位が変更された場合に発生します。同時実行の競合の詳細については、「同時実行の競合の検出および解決」を参照してください。
要件
ヘッダー: Synchronization.h