System Center 2012 R2 の SQL Server の要件
公開日: 2016年3月
対象: System Center 2012 R2
この情報を使用して、お使いの SQL Server 環境が System Center 2012 R2 のインストールまたはこのバージョンへのアップグレードに対応しているかどうかをご確認ください。 この情報は、展開している System Center コンポーネントが 1 つであるか複数であるかに関係なく適用されます。
[!メモ]
SQL Server 2012 SP2 は、更新プログラムのロールアップ 4 が適用されている場合にのみ、インストールのためのデータベース サーバーとしてサポートされます。ただし、更新プログラムのロールアップを必要とせずに SQL Server 2012 SP2 をサポートする Operations Manager の場合は除きます。
SQL Server 2014 は、更新プログラムのロールアップ 5 が適用されている場合にのみ、Orchestrator、SPF、Virtual Machine Manager のインストールのためのデータベース サーバーとしてサポートされます。
SQL Server 2014 は、Data Protection Manager (DPM) と、更新プログラムのロールアップ 6 が適用された Service Manager をインストールした場合にのみ、データベース サーバーとしてサポートされます。 新規インストールした DPM 2012 R2 は、SQL Server 2014 では動作しません。 SQL Server 2014 を DPM 2012 R2 と共に使用するには、SQL Server 2012 と共に DPM 2012 R2 をインストールした後、SQL Server 2014 にアップグレードする必要があります。
SQL Server 2014 を Operations Manager 用のデータベース サーバーとして使用する場合は、更新プログラムのロールアップは必要ありません。
次の表で、Operations Manager に関するすべてのエントリは、Operations Manager データベースと監査コレクション サービス (ACS) データベースの両方を指しています。
Virtual Machine Manager では、SQL Server の現在サポートされている Service Pack がサポートされています。 このサポートは、VMM 2007、VMM 2008、VMM 2008 R2、VMM 2012、VMM 2012 R2 に適用されます。
SQL Server のバージョンのサポート
System Center 2012 R2 コンポーネント | SQL Server 2008 R2 SP1 Standard、Datacenter | SQL Server 2008 R2 SP2 Standard、Datacenter | SQL Server 2008 R2 SP3 Standard、Datacenter* | SQL Server 2012 Enterprise、Standard (64 ビット) | SQL Server 2012 SP1 Enterprise、Standard (64 ビット) | SQL Server 2012 SP2 Enterprise、Standard (64 ビット) | SQL Server 2012 SP3 Enterprise、Standard (64 ビット) | SQL Server 2014 Enterprise、Standard (64 ビット) | SQL Server 2014 SP1 Enterprise、Standard (64 ビット) |
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App Controller サーバー | ● | ● | ● | ||||||
Data Protection Manager (DPM) データベース | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
Operations Manager データ ウェアハウス | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
Operations Manager オペレーション データベース | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
Operations Manager レポート サーバー | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
Orchestrator 管理サーバー | ● | ● | ● | ● | ● | ● (UR8 以降) | ● | ● | |
サービス管理オートメーション 管理サーバー | ● | ● | ● | ● (UR7 以降) | ● | ● | |||
Service Manager データベースまたはデータ ウェアハウス データベース | ● | ● | ● | ● | ● | ● (UR9 以降) | ● | ● | |
Service Provider Foundation | ● | ● | ● | ● | |||||
Virtual Machine Manager データベース サーバー | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
[!メモ]
* SQL Server 2008 R2 SP3 を使用して新しい Operations Manager インストール用の Operations Manager オペレーション、レポート サーバー、またはデータ ウェアハウス データベースをホストする予定の場合は、最初に SQL Server 2008 R2 SP2 をインストールしてから、SQL Server 2008 R2 を SP3 バージョンにアップグレードする必要があります。
System Center 2012 R2 の SQL Server の一般的な推奨事項
ここでは、展開する System Center コンポーネントに関係なく、SQL Server の一般的な推奨事項について説明します。
すべての System Center コンポーネントを展開するには、4 台以上のコンピューターが必要です。 パフォーマンス上の理由とは別に、すべてのシステム コンポーネントを同じコンピューターに共存させることはできません。 詳細については、「コンポーネントの共存」をご覧ください。
テスト目的の場合に限り、1 つの SQL データベース エンジン サービス インスタンスをすべてのコンポーネントに使用できます。ただし、実稼働設定では、パフォーマンス上の問題のため、このやり方はお勧めしません。
Reporting Services インスタンスを System Center コンポーネント間で共有することはできません。
SQL_* 照合順序は今後廃止され、代わりに Windows の等価の照合順序が使用される予定です。
各 SQL Server インスタンスのメモリを制限して、すべてのサービスが実行された後の空きメモリが 1 GB 以上 (2 GB を推奨) になるように合計メモリ設定を調整します。
最も多くのディスク リソースを必要とする System Center コンポーネントは、Service Manager、Operations Manager、および Configuration Manager です。
使用するディスクは、64 K のアロケーション ユニット サイズにフォーマットされている必要があります。
使用するディスクは、監視のためのすべての計算の後に 20% の空き領域が確保されるように構成する必要があります。 この空き領域の制限を超えないように増加率の上限値を設定します。
事前のサイズ設定をお勧めします。さらに多くのリソースを使用するようになった時点で必要に応じて自動拡大を使用します。
[事前設定サイズ] を、8 GB/2 GB 以上に設定します。 一般的には、データベース ファイルのサイズの 20 ~ 30% に設定します。
[自動拡大] を、500/100 以上に設定します。
この情報は、System Center 2012 Configuration Manager には適用されません。 システム要件については、Configuration Manager でサポートされる構成に関するページを参照してください。
参照
System Center 2012 R2 のシステム要件
System Center 2012 R2 App Cpntroller に対応する環境の準備
System Center 2012 R2 Data Protection Manager (DPM) 用の環境の準備
System Center 2012 R2 Operations Manager に対応する環境の準備に関するページ
System Center 2012 R2 Orchestrator に対応する環境の準備
System Center 2012 R2 Service Manager に対応する環境の準備
System Center 2012 R2 Service Provider Foundation に対応する環境の準備
System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager に対応する環境の準備に関するページ