Configuration Manager でクライアントを管理する方法
適用対象: System Center 2012 Configuration Manager,System Center 2012 Configuration Manager SP1,System Center 2012 Configuration Manager SP2,System Center 2012 R2 Configuration Manager,System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1
System Center 2012 Configuration Manager クライアントがインストールされて Configuration Manager サイトに正常に割り当てられると、[デバイス] ノードの [資産とコンプライアンス] ワークスペースおよび [デバイス コレクション] ノードの 1 つまたは複数のコレクションにデバイスが表示されます。 デバイスまたはデバイスが含まれたコレクションを選択するときに、さまざまな管理操作を選択できます。 ただし、コンソールの他のワークスペースを使用するか、Configuration Manager コンソールを使用しないタスクを実行して、別の方法でクライアントを管理することもできます。
[資産とコンプライアンス] ワークスペースから Configuration Manager クライアントを管理するタスクの概要、および Configuration Manager クライアントの管理に役立つその他のタスクの詳細については、このトピックをご覧ください。 クライアントの構成方法については、「Configuration Manager でクライアント設定を構成する方法」を参照してください。
[資産とコンプライアンス] ワークスペースを使用してクライアントを管理する
[デバイス] ノードを使用してクライアントを管理する
[デバイス コレクション] ノードを使用してクライアントを管理する
クライアントを管理するためのその他のタスク
Configuration Manager クライアントにクライアントキャッシュを構成する
Configuration Manager クライアントをアンインストールする
Configuration Manager クライアントの競合しているレコードを管理する
Configuration Manager クライアントのポリシーの取得開始
[資産とコンプライアンス] ワークスペースを使用してクライアントを管理する
[資産とコンプライアンス] ワークスペースでクライアント デバイスに対して実行できる管理タスクの概要については、以下の表の情報を参照してください。
[デバイス] ノードを使用してクライアントを管理する
[デバイス コレクション] ノードを使用してクライアントを管理する
[!メモ]
Configuration Manager クライアントがインストールされていても、Configuration Manager コンソールに表示されないことがあります。 このシナリオは、クライアントがサイトに正常に割り当てられていない場合や、コンソールの更新やコレクション メンバーシップの更新が必要な場合に生じる可能性があります。
また、Configuration Manager クライアントがインストールされていないのに、デバイスがコンソールに表示されることもあります。 このシナリオは、デバイスが検出されているが、Configuration Manager クライアントのインストールと割り当てが行われていない場合に生じる可能性があります。 Exchange Server コネクタを使用する管理されるモバイル デバイスでは、Configuration Manager クライアントはインストールされません。 また、Microsoft Intune に登録されているデバイスは Configuration Manager クライアントをインストールしません。
Configuration Manager コンソールで [クライアント] 列を使用して、Configuration Manager クライアントがインストールされていて Configuration Manager コンソールから管理できるかどうかを判断できます。
[デバイス] ノードを使用してクライアントを管理する
[資産とコンプライアンス] ワークスペースの [デバイス] ノードから 1 つまたは複数のデバイスを管理するには、次の手順と表に従います。
重要 |
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デバイスの種類によっては、一部のオプションを使用できません。 |
[デバイス] ノードを使用してクライアントを管理するには
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Configuration Manager コンソールで、[資産とコンプライアンス] をクリックします。
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[資産とコンプライアンス] ワークスペースで [デバイス] をクリックします。
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1 つまたは複数のデバイスを選択してから、リボンから使用可能なクライアント管理タスクのいずれかを選択するか、デバイスを右クリックします。
タスク
説明
ユーザー デバイスのアフィニティ情報を管理する
ソフトウェアをユーザーに効率的に展開するのに役立つ、ユーザーとデバイスの関連付けを構成できます。
「Configuration Manager でのユーザーとデバイスのアフィニティの管理方法」を参照してください。
新規または既存のコレクションにデバイスを追加する
これらのコレクション関連の操作を使用すると、ダイレクト規則を使用して、選択したデバイスをコレクションに迅速に追加できます。
クライアント プッシュ ウィザードを使用してクライアントのインストールと再インストールを実行する
クライアント プッシュ ウィザードを使用すると、Configuration Manager クライアントのインストールと再インストールを効率的に実行し、サイト構成オプションおよびクライアント プッシュ インストール用に指定した追加の client.msi プロパティを使用して、Windows を実行するコンピューターでクライアントを修復したり再構成したりできます。
ヒント Configuration Manager クライアントのインストール (および再インストール) を実行するには、さまざまな方法があります。 クライアント プッシュ ウィザードはコンソールから実行できるため、クライアントのインストールには便利な方法ですが、このクライアント インストール方法には数多くの依存関係があり、すべての環境に適しているわけではありません。 クライアント プッシュを使用してクライアントを正常にインストールできない場合は、他の多くのクライアント インストール方法を使用できます。 依存関係の詳細については、「コンピューター クライアントの前提条件」を参照してください。 他のクライアント インストール方法の詳細については、「Configuration Manager でコンピューターで使用するクライアント インストール方法を決定する」を参照してください。
「クライアント プッシュを使用した Configuration Manager クライアントのインストール方法」を参照してください。
サイトの再割り当て
1 つまたは複数のクライアント (管理しているモバイル デバイスを含む) を、階層内の別のプライマリ サイトに再割り当てします。 新しいサイトへのクライアントの再割り当ては、個別に行うことも、複数のクライアントを選択して一括で行うこともできます。
クライアントをリモート管理する
リソース エクスプローラーを実行して、ハードウェアとソフトウェアのインベントリ情報を Windows クライアントから確認したり、リモート コントロール、リモート アシスタンス、またはリモート デスクトップを使用してこれらの情報をリモートで管理できます。
「Configuration Manager のハードウェア インベントリをリソース エクスプローラーを使用して表示する方法」を参照してください。
「Configuration Manager を使用してクライアント コンピューターをリモート管理する方法」を参照してください。
クライアントを承認する
クライアントが HTTP および自己署名証明書を使用してサイト システムと通信する場合、信頼されるコンピューターとして識別されるように、これらのクライアントを承認する必要があります。 既定では、各クライアントを手動で承認せずに済むように、サイト構成により、同じ Active Directory フォレストおよび信頼されるフォレストのクライアントは自動的に承認されます。 ただし、信頼できるワークグループ コンピューター、および信頼できるが承認されていないその他のコンピューターは手動で承認する必要があります。
警告 一部の管理機能は承認されていないクライアントでも動作する可能性がありますが、このシナリオは Configuration Manager ではサポートされていません。
HTTP ではなく常に HTTPS を使用してサイト システムと通信するクライアントや、HTTP を使用してサイト システムと通信する際に PKI 証明書を使用するクライアントは、承認する必要はありません。 これらのクライアントは、PKI 証明書を使用して Configuration Manager との信頼を確立します。
クライアントをブロックまたはブロック解除する
信頼できなくなったクライアントをブロックして、このクライアントがクライアント ポリシーを受け取るのを防いだり、Configuration Manager サイト システムがこのクライアントと通信するのを防ぎます。
警告 クライアントをブロックすると、クライアントから Configuration Manager サイト システムへの通信のみ防ぐことができます。クライアントから他のデバイスへの通信を防ぐことはできません。 また、HTTPS の代わりに HTTP を使用してクライアントがサイト システムに通信する場合、セキュリティ上の制限がいくつか生じます。
後で変更が必要になった場合、ブロックしていたクライアントのブロックを解除できます。 ただし、ブロックしたときに AMT 用にプロビジョニングされていた Inel AMT 搭載コンピューターのブロックを解除する場合、そのコンピューターを再度、帯域外管理するためには、追加の手順を実行する必要があります。
「Configuration Manager でクライアントをブロックするがどうかを判断する」を参照してください。
クライアントを帯域外管理する
Configuration Manager によってプロビジョニングされた Intel AMT 搭載コンピューターでは、コンソールから電源操作を使用したり、帯域外管理コンソールを使用してコンピューターに接続したりして、これらのコンピューターを帯域外管理できます。
「HConfiguration Manager の AMT ベースのコンピューターの帯域外管理方法」を参照してください。
必要な PXE 展開をクリアする
このオプションを使用して、選択したコンピューターに必要な PXE 展開を再展開します。
「Configuration Manager での PXE を使用したオペレーティング システムの展開方法」を参照してください。
クライアントのプロパティを管理する
クライアントを対象とした探索データと展開を表示できます。 また、オペレーティング システムをデバイスに展開するためにタスク シーケンスで使用される変数を構成することもできます。
クライアントを削除する
警告 Configuration Manager クライアントをアンインストールする場合やコレクションから削除する際、クライアントを削除しないでください。
[削除] 操作を実行して、Configuration Manager データベースからクライアント レコードを手動で削除します。通常、この操作は、トラブルシューティング以外では使用しないでください。 クライアント レコードを削除しても、Configuration Manager クライアントが引き続きインストールされており、Configuration Manager と通信している場合は、クライアント履歴と以前の関連付けは失われますが、定期探索によってクライアント レコードが再作成されて Configuration Manager コンソールに表示されます。
[!メモ]
Configuration Manager によって登録されているモバイル デバイス クライアントを削除すると、この操作により、モバイル デバイス クライアントに発行された PKI 証明書が失効し、IIS によって CRL がチェックされない場合でも、この証明書が管理ポイントで拒否されるようになります。 モバイル デバイス レガシ クライアントを削除しても、これらのクライアントの証明書は失効しません。
クライアントをアンインストールするには、「Configuration Manager クライアントをアンインストールする」を参照してください。
クライアントを新しいプライマリ サイトに割り当てるには、「Configuration Manager でサイトにクライアントを割り当てる方法」を参照してください。
クライアントをコレクションから削除するには、コレクションのプロパティを再構成します。 「Configuration Manager でコレクションを管理する方法」を参照してください。
モバイル デバイスをワイプする
ワイプ コマンドをサポートするモバイル デバイスをワイプできます。
この操作により、個人設定や個人データを含め、モバイル デバイスのすべてのデータが削除されます。 通常、この操作で、モバイル デバイスが工場出荷時の設定にリセットされます。 モバイル デバイスは、紛失や盗難にあうなど、信頼できなくなった場合にワイプします。
ヒント モバイル デバイスでリモート ワイプ コマンドがどのように処理されるかについては、製造元のドキュメントを参照してください。
ワイプ要求を送信すると、モバイル デバイスがワイプ コマンドを受信するまで、通常、待ち時間が発生します。
モバイル デバイスが Configuration Manager または Microsoft Intune によって登録されている場合、クライアントは、クライアント ポリシーの次回ダウンロード時にワイプ コマンドを受信します。
モバイル デバイスが Exchange Server コネクタによって管理されている場合、モバイル デバイスは、Exchange との次回同期時にワイプ コマンドを受信します。
[ワイプのステータス] 列を使用して、モバイル デバイスがワイプ コマンドをいつ受信するのかを監視できます。 モバイル デバイスが Configuration Manager にワイプ確認を送信するまで、ワイプ コマンドをキャンセルできます。
モバイル デバイスをインベントリから削除する
System Center 2012 Configuration Manager SP1 以降:
[インベントリから削除] オプションをサポートしているのは、Intune に登録されたモバイル デバイスのみです。
詳細については、「Configuration Manager によるリモート ワイプ、リモート ロック、パスコードのリセットを使用したデータの保護」をご覧ください。
デバイスの所有権を変更する
System Center 2012 R2 Configuration Manager 以降:
デバイスがドメインに参加しておらず、Configuration Manager クライアントがインストールされていない場合は、デバイスの所有権を [会社] または [個人] に変更できます。
アプリケーションの要件にこの値を使用して、展開を制御できます。また、この構成を使用して、ユーザー デバイスから収集するインベントリの量を制御できます。
詳細については、「Configuration Manager と Microsoft Intune を使用してモバイル デバイスを管理する」をご覧ください。
[デバイス コレクション] ノードを使用してクライアントを管理する
[資産とコンプライアンス] ワークスペースの [デバイス コレクション] ノードからコレクション内のデバイスを管理するには、次の手順と表に従います。
[デバイス] ノードから単一のデバイスまたは複数のデバイスを選択する場合に実行できるクライアント管理タスクの多くは、コレクション レベルでも実行できます。 そのため、管理タスクをコレクション内の適合するすべてのデバイスに自動的に適用できるというメリットがあります。 この方法は、複数のクライアントを同時に管理するのに便利ですが、大量のネットワーク パケットが生成されてサイト サーバーの CPU 使用率が高くなる可能性があります。
次の表に示すように、コレクション レベルでのみ実行できるクライアント管理タスクもあります。
コレクション レベルのクライアント管理タスクを実行する前に、コレクションにどの程度の数のデバイスが含まれているのか、それらのデバイスが低帯域幅のネットワーク接続で接続されていないかどうか、およびすべてのデバイスでタスクを完了するのにどの程度の時間がかかるのかを検討します。 クライアント管理タスクを実行する際、タスクをコンソールから停止することはできません。
[デバイス コレクション] ノードを使用してクライアントを管理するには
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Configuration Manager コンソールで、[資産とコンプライアンス] をクリックします。
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[資産とコンプライアンス] ワークスペースで [デバイス コレクション] をクリックします。
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コレクションを選択してから、リボンから使用可能なクライアント管理タスクのいずれかを選択するか、コレクションを右クリックします。
タスク
説明
マルウェアがないかどうかコンピューターをスキャンし、マルウェア対策の定義ファイルをダウンロードする
「Configuration Manager での Endpoint Protection の操作とメンテナンス」を参照してください。
ソフトウェア、構成基準、タスク シーケンスを展開する
ソフトウェアと構成基準の展開の詳細については、以下を参照してください。
電源管理設定を構成する
「Configuration Manager で電源プランを作成し適用する方法」を参照してください。 電源プランは Windows を実行するコンピューターにのみ使用できます。
AMT プロビジョニングを有効にする
このオプションは、帯域外管理を行うために Intel AMT 搭載コンピューターをプロビジョニングするようにサイトを構成している場合に構成します。
「手順 7:AMT ステータスの表示と AMT プロビジョニングの有効化」を参照してください。
直ちにポリシーをダウンロードするようにコンピューターに通知する
System Center 2012 Configuration Manager SP1 以降:
クライアント通知を使用して、構成したクライアント ポリシーのポーリング間隔に関係なく、直ちにコンピューター ポリシーをダウンロードするように、選択した Windows クライアントに通知します。
クライアント通知タスクは、[監視] ワークスペースの [クライアントの操作] ノードに表示されます。
クライアントを管理するためのその他のタスク
[資産とコンプライアンス] ワークスペースで使用できる管理タスクに加えて、次のタスクを使用して Configuration Manager クライアントを管理できます。
Configuration Manager クライアントにクライアントキャッシュを構成する
Configuration Manager クライアントをアンインストールする
Configuration Manager クライアントの競合しているレコードを管理する
Configuration Manager クライアントのポリシーの取得開始
Configuration Manager クライアントにクライアントキャッシュを構成する
Windows Configuration Manager クライアントがアプリケーションとプログラムをインストールする際に備えて一時ファイルを格納するために使用する、場所とディスク容量を構成できます。 ソフトウェアの更新ではクライアント キャッシュも使用されますが、ソフトウェアの更新は構成されているキャッシュ サイズには制限されず、常にキャッシュへのダウンロードが試みられます。Configuration Manager クライアントを手動でインストールする際、クライアント プッシュ インストールを使用する際、またはクライアントのインストール後に、クライアント キャッシュ設定を構成できます。
Configuration Manager クライアント キャッシュの既定の場所は client cache is %windir%\ccmcache で、既定のディスク容量は 5120 MB です。
重要 |
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クライアント キャッシュに使用するフォルダーは暗号化しないでください。 Configuration Manager は暗号化されたフォルダーにコンテンツをダウンロードすることはできません。 |
[!メモ]
クライアント キャッシュに関する詳細情報:
Configuration Manager クライアントは、展開を受けた後まもなく要求されたソフトウェアのコンテンツをダウンロードしますが、スケジュールされた展開時刻まで、それを実行しません。 スケジュールされた時刻になると、Configuration Manager クライアントはコンテンツがキャッシュで利用可能かどうかを確認します。 キャッシュにコンテンツがあり、それが正しいバージョンの場合は、クライアントは必ずこのキャッシュされたコンテンツを使用します。 しかし、要求されたコンテンツのバージョンが変更されたり、別のパッケージを入れるためにコンテンツが削除された場合は、コンテンツはキャッシュに再びダウンロードされます。
クライアントがキャッシュのサイズより大きいプログラム コンテンツまたはアプリケーション コンテンツをダウンロードしようとすると、Configuration Manager はステータス メッセージ ID 10050 を生成します。 キャッシュ サイズが後で拡大された場合、要求されるプログラムとアプリケーションでダウンロード再試行動作が変わります。
要求されるプログラムの場合:クライアントは、コンテンツのダウンロードを自動的に再試行しません。 パッケージとプログラムを再度展開する必要があります。
要求されるアプリケーションの場合:アプリケーションの展開は状態ベースで行われるので、クライアントは、クライアント ポリシーを次にダウンロードするときに、自動的にコンテンツのダウンロードを再試行します。
クライアントがダウンロードしようとするパッケージのサイズがキャッシュ サイズより小さくても、現在キャッシュに空きがない場合、キャッシュ領域が利用可能になるまで、またはダウンロードがタイムアウトするまで、あるいはキャッシュ領域による失敗の再試行回数の上限まで、要求された展開は再試行を繰り返します。 キャッシュ サイズが後で拡大されると、Configuration Manager クライアントは、次回の再試行時に再びパッケージのダウンロードを試みます。 クライアントは 4 時間ごとに 18 回になるまでコンテンツのダウンロードを試みます。
キャッシュされたコンテンツは自動的には削除されず、クライアントがコンテンツを使用した後、少なくとも 1 日の間キャッシュに保持されます。 パッケージのプロパティを、クライアント キャッシュの内容を保持するオプションで構成すると、クライアントはキャッシュからコンテンツを自動的に削除しません。 クライアント キャッシュ領域が、24 時間以内にダウンロードされたパッケージによって使用されているときに、新しいパッケージをダウンロードする必要がある場合は、キャッシュ サイズを拡張するか、削除オプションを使って、保持しているキャッシュ コンテンツを削除できます。
手動によるクライアントのインストール中またはクライアントのインストール後に、クライアント キャッシュを構成するには、次の手順を使用します。
手動によってクライアントをインストールするときにクライアント キャッシュを構成するには
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必要に応じて次のプロパティを指定して、インストール ソースの場所から CCMSetup.exe コマンドを実行します。プロパティはスペースで区切ります。
DISABLECACHEOPT:
SMSCACHEDIR:
SMSCACHEFLAGS:
SMSCACHESIZE:
[!メモ]
CCMSetup.exe のコマンド ライン プロパティの詳細については、「Configuration Manager のクライアント インストール プロパティについて」を参照してください。
クライアント プッシュ インストールによってクライアントをインストールするときにクライアント キャッシュを構成するには
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Configuration Manager コンソールで、[管理] をクリックします。
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[管理] ワークスペースで [サイトの構成] を展開して、[サイト] をクリックします。
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[サイト] 一覧で、サイト全体の自動クライアント プッシュ インストールを構成するサイトを選択します。
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[ホーム] タブの [設定] グループで、[クライアント インストール設定] をクリックし、[インストールのプロパティ] タブを選択します。
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[インストールのプロパティ] タブで、必要に応じて次のプロパティを指定します。プロパティはスペースで区切ります。
- DISABLECACHEOPT: - SMSCACHEDIR: - SMSCACHEFLAGS: - SMSCACHESIZE: <div class="alert"> > [!メモ] > <P>CCMSetup.exe のコマンド ライン プロパティの詳細については、「<A href="gg699356(v=technet.10).md">Configuration Manager のクライアント インストール プロパティについて</A>」を参照してください。</P> </div>
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[OK] をクリックして、指定したプロパティを保存します。
クライアントを再インストールせずにクライアント キャッシュ フォルダーを構成するには
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クライアント コンピューターで、コントロール パネルの [Configuration Manager] に移動し、ダブルクリックしてプロパティを開きます。
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[キャッシュ] タブをクリックします。
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クライアント キャッシュにあてるディスク領域を指定します。
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クライアント キャッシュ フォルダーの場所を変更するには、[場所の変更] をクリックして、新しい場所を指定します。 既定の場所は %windir%\ccmcache です。
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クライアント キャッシュ フォルダーに現在格納されているファイルを削除するには、[ファイルの削除] をクリックします。
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[OK] をクリックして [Configuration Manager のプロパティ] を閉じます。
Configuration Manager クライアントをアンインストールする
/Uninstall プロパティを付けて CCMSetup.exe を使用すると、Windows Configuration Manager クライアント ソフトウェアをコンピューターからアンインストールできます。 個々のコンピューター上でコマンド プロンプトから CCMSetup.exe を実行するか、パッケージとプログラムを展開して、コンピューターのコレクションからクライアントをアンインストールします。
警告 |
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Configuration Manager クライアントをモバイル デバイスからアンインストールすることはできません。Configuration Manager クライアントをモバイル デバイスから除去する必要がある場合は、デバイスをワイプする必要があります。ワイプはモバイル デバイス上のすべてのデータを削除します。 |
次の手順に従って、Configuration Manager クライアントをコンピューターからアンインストールします。
コマンド プロンプトから Configuration Manager クライアントをアンインストールするには
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Windows コマンド プロンプトを開き、CCMSetup.exe のある場所へフォルダーを移動します。
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「Ccmsetup.exe /uninstall」と入力し、Enter キーを押します。
[!メモ]
アンインストール処理はサイレントで実行され、画面に結果は表示されません。 クライアントのアンインストールが成功したことを確認するには、クライアント コンピューター上の%windir%\ ccmsetup フォルダー内にあるログ ファイル CCMSetup.log を確認します。
Configuration Manager クライアントの競合しているレコードを管理する
Configuration Manager は、ハードウェア ID を使用して重複している可能性のあるクライアントを特定し、競合するレコードについて警告を発します。 たとえば、コンピューターを再インストールする場合、ハードウェア ID が同じであっても Configuration Manager の使用する GUID が異なる可能性があります。
コンピューター アカウントの Windows 認証または信頼されたソースからの PKI 証明書を使用して Configuration Manager が競合を解決できる場合、競合は自動的に解決されます。 ただし、Configuration Manager が競合を解決できない場合は階層設定が使用され、重複するハードウェア ID を検出したときにレコードを自動的にマージするか (既定の設定)、新しいクライアント レコードをマージ、ブロック、または作成するタイミングを管理者が決定できます。 重複レコードを手動で管理すると決定した場合、Configuration Manager コンソールを使用して競合するレコードを手動で解決する必要があります。
競合しているレコードの管理に関する階層の設定を変更するには
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Configuration Manager コンソールで、[管理] をクリックします。
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[管理] ワークスペースで [サイトの構成] を展開して、[サイト] をクリックします。
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[サイト] グループで、[階層設定] をクリックして、[クライアントの承認と競合レコードの処理] タブをクリックします。
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競合しているレコードを自動的に結合する場合は [競合しているレコードを自動的に解決する] をクリックし、さもなければ [競合しているレコードを手動で解決する] をクリックしてから、[OK] をクリックします。
[!メモ]
Configuration Manager がコンピューター アカウントまたは PKI 証明書を使って競合が解決できるときは、この設定は無視され、競合は自動的に解決されます。
競合しているレコードを手動で解決するには
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Configuration Manager コンソールで、[監視] をクリックします。
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[監視] ワークスペースで、[システムのステータス] を展開してから、[競合しているレコード] をクリックします。
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結果ウィンドウで 1 つまたは複数の競合しているレコードを選択し、[競合しているレコード] をクリックします。
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[競合しているレコード] ダイアログ ボックスで、次のうちの 1 つを選択し、[OK] をクリックします。
- \[**結合**\]: 新しく検出されたレコードを既存のクライアント レコードと結合して、1 つの統合されたレコードを作成します。 - \[**新規**\]: 競合しているクライアント レコードに対して新しいレコードを作成します。 - \[**ブロック**\]: 競合しているクライアント レコードに対して新しいレコードを作成しますが、ブロックに設定します。
Configuration Manager クライアントのポリシーの取得開始
Windows Configuration Manager クライアントは、クライアント設定として構成されているスケジュールに従ってクライアント ポリシーをダウンロードします。 ただし、トラブルシューティングのシナリオやテストなどで、クライアントからアドホックなポリシー取得を開始するケースもあり得ます。
次の手順に従って、Configuration Manager クライアントの [操作] タブを使用するか、コンピューターでスクリプトを実行することにより、クライアントから特別なポリシー取得をスケジュールされたポーリング間隔以外で開始します。 この手順を実行するには、ローカル管理者権限でクライアント コンピューターにログオンしている必要があります。
[!メモ]
System Center 2012 Configuration Manager SP1 以降:
クライアント通知を使用して、スケジュールしたクライアント ポリシーのポーリング間隔に関係なく、クライアント ポリシーの取得を開始することができます。
Linux および UNIX を実行しているクライアントを管理できます。 Linux と UNIX を実行しているクライアントのポリシーの取得方法については、「Linux および UNIX サーバーのコンピューターのポリシー」トピックの「Linux および UNIX Configuration Manager でのクライアントを管理する方法」セクションを参照してください。
クライアント通知を使用してクライアント ポリシーの取得を開始するには (Configuration Manager SP1 のみ)
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Configuration Manager コンソールで、[資産とコンプライアンス] をクリックします。
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[資産とコンプライアンス] ワークスペースで [デバイス コレクション] をクリックします。
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ポーリングをダウンロードするコンピューターを含むデバイス コレクションを選択します。次に、[ホーム] タブの [コレクション] グループで、[クライアント通知] をクリックし、[コンピューター ポリシーのダウンロード] をクリックします。
[!メモ]
また、[デバイス] ノードの一時コレクション ノードに表示されるデバイスから 1 つまたは複数のデバイスを選択して、クライアント通知を使用してポリシーの取得を開始することもできます。
Configuration Manager クライアントの [操作] タブを使用してクライアント ポリシーの取得を手動で開始するには
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コンピューターのコントロール パネルで、[Configuration Manager] を選択します。
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[操作] タブをクリックします。
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[コンピューター ポリシーの取得および評価サイクル] をクリックしてコンピューター ポリシーを開始し、[直ちに実行] をクリックします。
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[OK] をクリックしてプロンプトを確定します。
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ユーザー クライアント設定の [ユーザー ポリシーの取得および評価サイクル] など、必要なその他の操作で、手順 3 と 4 を繰り返します。
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[OK] をクリックして [Configuration Manager のプロパティ] を閉じます。
スクリプトを使用してクライアント ポリシーの取得を手動で開始するには
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メモ帳などのテキスト エディターを開きます。
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次をコピーし、ファイルに挿入します。
on error resume next dim oCPAppletMgr 'Control Applet manager object. dim oClientAction 'Individual client action. dim oClientActions 'A collection of client actions. 'Get the Control Panel manager object. set oCPAppletMgr=CreateObject("CPApplet.CPAppletMgr") if err.number <> 0 then Wscript.echo "Couldn't create control panel application manager" WScript.Quit end if 'Get a collection of actions. set oClientActions=oCPAppletMgr.GetClientActions if err.number<>0 then wscript.echo "Couldn't get the client actions" set oCPAppletMgr=nothing WScript.Quit end if 'Display each client action name and perform it. For Each oClientAction In oClientActions if oClientAction.Name = "Request & Evaluate Machine Policy" then wscript.echo "Performing action " + oClientAction.Name oClientAction.PerformAction end if next set oClientActions=nothing set oCPAppletMgr=nothing
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ファイルを .vbs 拡張子で保存します。
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クライアント コンピューターにおいて、次のいずれかの方法でこのファイルを実行します。
- エクスプローラーを使用してファイルに移動し、スクリプト ファイルをダブルクリックします。 - コマンド プロンプトを開き、「**cscript \<パス\\ファイル名.vbs\>**」と入力します。
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[Windows スクリプト ホスト] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。