クラスとグループを使用して配信登録を作成する方法

グループは、Windows ベースのコンピューター、ハード ディスク、Microsoft SQL Server のインスタンスなど、オブジェクトの論理的なコレクションです。 Operations Manager エージェントで管理されたコンピューター グループやすべての Windows コンピューター グループなど、一部のグループは Operations Manager が作成します。 固有の監視ニーズに応じて、特定の組織単位 (OU) 内のすべての Windows コンピューターなどのグループを作成できます。 グループ作成の詳細については、「Operations Manager でグループを作成する方法」を参照してください。

グループには、明示的または動的なメンバーシップがあります。 5 つの特定のサーバーが生成したアラートの通知を 1 人のユーザーに送信し、5 つの異なるサーバーが生成したアラートの通知を 2 人目のユーザーに送信するような配信登録を作成すると想定します。 2 つのグループを作成し、各サーバーをグループの 1 つに明示的に割り当て、次に各グループの通知を適切なユーザーに送信するような配信登録を作成できます。

アラート通知の条件として特定のグループを選択すると、指定したグループのメンバーによって発生したアラートについて通知が送信されます。

クラスはオブジェクトの種類を表し、Operations Manager のすべてのオブジェクトは特定クラスのインスタンスと見なされます。 クラスのインスタンスはすべて、プロパティの共通セットを共有します。 オブジェクトごとにこれらのプロパティの独自の値があり、オブジェクトの検出時にこれらの値が決定されます。 ほとんどの管理パックでは、監視対象のアプリケーションを構成するさまざまなコンポーネントを記述するクラスのセットと、これらのクラス間のリレーションシップを定義しています。

Operations Manager のクラスにはすべて基本クラスがあります。 クラスにはその基本クラスのプロパティがすべて含まれ、さらにプロパティを追加することもできます。 管理グループにインストールした異なる管理パックのクラスはすべて、すべてのクラスを基本クラスの下に配置したツリー構造にすることができます。 あるクラスを開いて、その基本クラス、さらにそのクラスの基本クラスなどをたどっていくと、最終的に System Center クラス ライブラリのルートであるオブジェクト クラスに達します。

アラート通知の条件として特定のクラスを選択する場合、指定したクラスのインスタンスによって発生したアラートについて通知が送信されます。

例 1: UNIX 管理者に、UNIX コンピューターの [アラートの通知を送信するには、条件を使用してサブスクリプションを作成する 、特定のグループのインスタンスで発生した, を選択、 UNIX または Linux コンピューター グループ 条件、および、サブスクライバーとして UNIX 管理者を選択] の値として。

**例 2:**UNIX 管理者に、UNIX オペレーティング システムのアラートの通知を送信するには、条件を使用してサブスクリプションを作成する 、特定のクラスのインスタンスで発生した, を選択、 UNIX または Linux オペレーティング システム 条件、および、サブスクライバーとして UNIX 管理者を選択] の値として。

最初の例で、UNIX 管理者には UNIX コンピューター上のオペレーティング システムで発生したアラートが通知されるだけでなく、UNIX コンピューターで発生した他のアラートも通知されます。 2 番目の例では、UNIX オペレーティング システムでアラートが発生した場合にのみ通知が送信されます。