グループに対するサービス レベル目標の定義
適用対象: System Center 2012 R2 Operations Manager,System Center 2012 - Operations Manager,System Center 2012 SP1 - Operations Manager
コンピューター グループにサービス レベルの目標 (SLO) を設定して、そのコンピューター グループの可用性を確実なものにできます。 次のシナリオでは、サーバー グループ (Exchange Server) から成るサービス レベルを作成し、可用性 99.99% というサービス レベルの目標を設定します。
グループにサービス レベルの目標を設定するには
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Operations Manager 管理者ユーザー ロールのメンバーであるアカウントを使って、オペレーション コンソールを開きます。
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[作成] をクリックします。
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ナビゲーション ウィンドウで、[管理パック オブジェクト] を展開し、[サービス レベルの追跡] をクリックします。
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[タスク] ウィンドウで [作成] をクリックします。
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[サービス レベルの追跡] ダイアログ ボックスに、定義するサービス レベルの名前を入力します。 たとえば「Exchange Servers」と入力します。 必要に応じて説明を入力します。[次へ] をクリックします。
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[追跡するオブジェクト] ページの [対象クラス] で、[選択] をクリックします。
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[対象クラスの選択] ダイアログ ボックスで、テキスト ボックス内の一覧からサービス レベルのクラス ([オペレーション管理グループ] など) を選択します。[検索対象] テキスト ボックスに名前を入力してクラスを検索することができます。[OK] をクリックし、[ターゲットの選択] ダイアログ ボックスを閉じます。
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[スコープ] オプションを使ってサービス レベルの範囲を指定することができます。 既定では、対象クラスのすべてのオブジェクトを使用するように選択されています。
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このサービス レベルを保存する管理パックを選択します。 既存の管理パックを使用するか、新しい管理パックを作成することができます。
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[次へ] をクリックします。
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[サービス レベルの目標] ページで、[追加]、[モニター状態 SLO] の順にクリックし、新規モニターを作成します。 このモニターがアプリケーションの可用性を追跡します。
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以下のように状態モニターを定義します。
[サービス レベルの目標名] テキストボックスにサービス レベルの目標名を入力します。 このシナリオの場合は「可用性」と入力します。
[モニター] ドロップダウン リストの中から、目標の測定に使用するモニターを選んでクリックします。 このシナリオの場合は [可用性] をクリックします。
[サービス レベルの目標] で、目標として数値を指定します。 たとえば、[99.990] を選択すると、可用性 99.99% を目標としていることを表します。
以下の状態条件をオンまたはオフにすることにより、どれをモニターで追跡して可用性を決定するかを細かく設定できます。
計画外メンテナンス
監視なし
監視不可
モニターが無効になっている
計画済みメンテナンス
警告
[OK] をクリックし [サービス レベルの追跡] ダイアログ ボックスを閉じます。
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[サービス レベルの目標] ページで、[次へ] をクリックします。
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[サマリー] ページで、設定を確認して、[完了] をクリックします。
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[完了] ページが表示されたら、[閉じる] をクリックします。
サービス レベルの目標を作成した後で、サービス レベル追跡ダッシュボードとサービス レベル追跡レポートを使用して監視することができます。