Configuration Manager でクライアント ステータスを構成する方法
適用対象: System Center 2012 Configuration Manager,System Center 2012 Configuration Manager SP1,System Center 2012 Configuration Manager SP2,System Center 2012 R2 Configuration Manager,System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1
System Center 2012 Configuration Manager クライアント ステータスを監視し、問題を見つけて解決するには、まず、サイトを構成してクライアントを非アクティブとマークするのに使用するパラメーターを指定し、さらにオプションを構成してクライアント アクティビティが指定されたしきい値以下になった場合にアラートを生成するようにしておく必要があります。 また、コンピューターが、クライアント ステータスが見つけた問題を自動的に修復する機能を無効化することもできます。
System Center 2012 Configuration Manager でクライアント ステータスを構成するときに、このトピックの情報を参考にしてください。
クライアント ステータスを構成するには
クライアント ステータスのスケジュールを構成するには
クライアント ステータスのアラートを構成するには
コンピューターを自動修復から除外するには
クライアント ステータスを構成するには
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Configuration Manager コンソールで、[監視] をクリックします。
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[監視 ] ワークスペースで、[クライアント ステータス] をクリックし、次に、[ホーム] タブの [クライアント ステータス] グループで、[クライアント ステータス設定] をクリックします。
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[クライアントのステータス設定のプロパティ] ダイアログ ボックスで、次の値を指定して、クライアントのアクティビティを判断します。
[!メモ]
どの設定にも一致しない場合は、クライアントは非アクティブとマークされます。
- **次の期間中 (日数) に出されたクライアント ポリシー要求:**クライアントが前回ポリシーを要求してからの日数を指定します。 既定値は 7 日です。 - **次の期間中 (日数) に実行された定期探索:**クライアント コンピューターが前回サイト データベースに定期探索記録を送信してからの日数を指定します。 既定値は 7 日です。 - **次の期間中 (日数) に実行されたハードウェア インベントリ:**クライアント コンピューターが前回サイト データベースにハードウェア インベントリの記録を送信してからの日数を指定します。 既定値は 7 日です。 - **次の期間中 (日数) に実行されたソフトウェア インベントリ:**クライアント コンピューターが前回サイト データベースにソフトウェア インベントリの記録を送信してからの日数を指定します。 既定値は 7 日です。 - **次の期間中 (日数) に出されたステータス メッセージ:**クライアント コンピューターが前回サイト データベースにステータス メッセージを送信してからの日数を指定します。 既定値は 7 日です。
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[クライアントのステータス設定のプロパティ] ダイアログ ボックスで、次の値を指定して、クライアント ステータスの履歴データを保持する期間を決定します。
- **クライアント ステータス履歴を保持する日数:**クライアント ステータスの履歴をサイト データベースに保持する日数を指定します。 既定値は **31** 日です。
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[OK] をクリックして、プロパティを保存し、[クライアント ステータス設定のプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。
クライアント ステータスのスケジュールを構成するには
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Configuration Manager コンソールで、[監視] をクリックします。
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[監視] ワークスペースで、[クライアント ステータス] をクリックし、次に、[ホーム] タブの [クライアント ステータス] グループで、[クライアント ステータス更新のスケジュール] をクリックします。
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[クライアント ステータスの更新スケジュール] ダイアログ ボックスで、クライアント ステータスの更新間隔を構成し、[OK] をクリックします。
[!メモ]
クライアント ステータスの更新スケジュールを変更した場合は、以前に構成されたスケジュールでクライアント ステータス更新が次に行われるまで、変更内容は有効になりません。
クライアント ステータスのアラートを構成するには
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Configuration Manager コンソールで、[資産とコンプライアンス] をクリックします。
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[資産とコンプライアンス] ワークスペースで [デバイス コレクション] をクリックします。
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[デバイス コレクション] の一覧で、アラートを構成するコレクションを選択して、次に、[ホーム] タブの [プロパティ] グループで、[プロパティ] をクリックします。
[!メモ]
ユーザーのコレクションに対してアラートを構成することはできません。
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[<コレクション名> プロパティ] ダイアログ ボックスの [アラート] タブで、[追加] をクリックします。
[!メモ]
[アラート] タブは、ユーザーに割り当てられたセキュリティ ロールがアラートを許可している場合にだけ表示されます。
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[新しいコレクション アラートの追加] ダイアログ ボックスで、クライアント ステータスのしきい値が特定の値未満になった場合に生成されるアラートを選択して、[OK] をクリックします。
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[アラート] タブの [条件] の一覧で、各クライアント ステータス アラートを選択し、次の情報を指定します。
- アラート名 – 既定の名前を受け入れるか、新しいアラート名を入力します。 - **アラートの重要度** – ドロップダウン リストから、Configuration Manager コンソールに表示されるアラート レベルを選択します。 - アラートの生成 – アラートのしきい値をパーセント値で指定します。
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[OK] をクリックして、[*<コレクション名>*プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。
コンピューターを自動修復から除外するには
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自動修復を無効化するクライアント コンピューターのレジストリ エディターを開きます。
警告 レジストリ エディターの使用方法を誤ると、重大な問題が発生し、オペレーティング システムの再インストールが必要になることがあります。 レジストリ エディターの使用方法を誤った結果生じた問題については、解決できる保証はありません。 レジストリ エディターは、ご自身の責任において使用してください。
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HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\CCM\CcmEval\NotifyOnly に移動します。
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レジストリ キーに次の値を入力します。
- TRUE – クライアント コンピューターは、検出された問題を自動的に修復しません。 しかし、クライアントの問題はすべて、\[監視\] ワークスペースにアラート表示されます。 - **False** – クライアント コンピューターは見つかった問題を自動的に修復し、\[**監視**\] ワークスペースに警告を表示します。 これは、既定の設定です。
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レジストリ エディターを閉じます。
CCMSetup の NotifyOnly インストール プロパティを使用してクライアントをインストールしても、自動修復から除外することができます。 クライアント インストール プロパティの詳細については、「Configuration Manager のクライアント インストール プロパティについて」を参照してください。