バーチャル マシンの CPU 要件を構成する方法
適用対象: Virtual Machine Manager 2008, Virtual Machine Manager 2008 R2, Virtual Machine Manager 2008 R2 SP1
バーチャル マシンの CPU 要件を指定するには、次の手順を使用します。以下の設定は実際のハードウェアを指定するものではありませんが、Virtual Machine Manager (VMM) はこれらの設定を使用してホスト評価を計算し、CPU リソースの割り当てを設定します。
この手順は、新しいテンプレート ウィザードまたは新しいバーチャル マシン ウィザードを使用して、ハードウェア プロファイルの作成と変更、またはハードウェア プロファイル設定の構成を行う場合に使用できます。
バーチャル マシンの CPU 設定を構成するには:
左側のウィンドウの [ハードウェア プロファイル] で、[プロセッサ] をクリックします。
CPU オプションを次のように変更します。
[CPU 数]: ドロップダウン リスト ボックスから、1、2、4 のうちいずれかの CPU 数を選択します。CPU の最大数は、ホストの仮想化プラットフォームによって決まります。詳細については、「サポートされているハードウェア機能」を参照してください。
[CPU の種類]: ドロップダウン リスト ボックスから、CPU の種類を選択します。
[互換性]。バージョンの異なるプロセッサを使用するホスト間および古いオペレーティング システムを実行するバーチャル マシンの間で互換性を強化するために、バーチャル マシンのプロセッサ機能を制限するオプションを構成することができます。次のオプションを設定することによって、より多様なオプションを使用して配置中または移行中のバーチャル マシンの CPU 設定をホスト上の実際のプロセッサ ハードウェアに一致させることができます。
VMM 2008 R2 の新機能として、[プロセッサ バージョンの異なるバーチャル ホストへの移行を許可する] プロパティを設定することによって、バーチャル マシンが作成されたホストとプロセッサのバージョンが異なるホスト上で、バーチャル マシンを実行することができます。このプロパティを設定するには、バーチャル マシンを停止する必要があります。
重要
[プロセッサ バージョンの異なるバーチャル ホストへの移行を許可する] プロパティを設定することによって、ライブ移行または保存された状態の移行で柔軟性が向上しますが、バーチャル マシンのプロセッサの機能は低減します。そのため、プロセッサ バージョンの異なるクラスタ化されたホスト間でのライブ移行を容易にするためなど、必要な場合にのみこの設定を使用してください。
バーチャル マシン上で実行される Windows NT などの一部の古いオペレーティング システムでは、ホスト上の新しいプロセッサとの互換性がない場合があります。[古いオペレーティングを実行する] プロパティを設定し、新しいプロセッサを使用するホストでバーチャル マシンの互換性を確保することができます。