バーチャル マシンのビデオ アダプターを構成する方法
適用対象: Virtual Machine Manager 2008 R2 SP1
Virtual Machine Manager 2008 R2 Service Pack 1 (SP1) を実行している場合は、バーチャル マシンのビデオ アダプター設定を構成できます。この設定により、Microsoft RemoteFX 3D ビデオ アダプターを有効にできます。RemoteFX は、バーチャル マシンのディスプレイで複数のモニターを使用したり高解像度で画像を表示するなど、ハイエンドなグラフィック機能を提供します。
重要
RemoteFX を使用するには、ゲストおよびホストのオペレーティング システムとハードウェアが特定の要件が満たしている必要があります。たとえば、RemoteFX 3D ビデオ アダプターを有効にする場合、Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 を実行している Hyper-V ホスト上にバーチャル マシンを配置する必要があります。詳細については、「Virtual Machine Manager 2008 R2 SP1 の新機能」を参照してください。
セルフサービス ユーザーがセルフサービス ポータルを介して RemoteFX が有効なバーチャル マシンに接続するには、リモート デスクトップ接続 (RDC) クライアント 7.1 を使用する必要があります。これは、管理者が VMM 管理者コンソールで RemoteFX が有効なバーチャル マシンに接続する場合にも当てはまります。RDC 7.1 は、Windows Server 2008 R2 SP1 および Windows 7 SP1 に含まれています。バーチャル マシン上でビデオ アダプター設定を構成するには、次の手順に従います。この手順は、バーチャル マシンまたはテンプレートを変更する場合、または新しいテンプレート ウィザード、新しいハードウェア プロファイル ウィザード、または新しいバーチャル マシン ウィザードでハードウェア プロファイル設定を構成する場合に使用できます。
注意
この設定は、バーチャル マシンまたはテンプレートのプロパティの [ハードウェア構成] タブ、新しいハードウェア プロファイル ウィザードの [ハードウェアの設定] タブ、または新しいテンプレート ウィザードか新しいバーチャル マシン ウィザードの [ハードウェアの構成] ページに表示されます。
ビデオ アダプター設定を構成するには
左のウィンドウの [ハードウェア プロファイル] で、[ビデオ アダプター] をクリックします。
既定では、ビデオ アダプターは [標準ビデオ アダプター] に設定されます。RemoteFX を使用するには、[Microsoft RemoteFX 3D ビデオ アダプター] をクリックします。以下の RemoteFX 設定を構成できます。
設定 使用可能な値 モニターの最大数
既定値は 1 です。モニターの最大解像度に応じて、1 ~ 4 までの値を入力できます。
モニターの最大解像度
既定値は 1280 x 1024 です。使用可能な値は、次のとおりです。
- 1024 x 768
- 1280 x 1024
- 1600 x 1200 (この値は、モニターの最大数が 4 未満の場合にのみ使用可能です。)
- 1920 x 1200 (この値は、モニターの最大数が 3 未満の場合にのみ使用可能です。)
注意
モニターの最大数と最大解像度は、ホストの GPU (グラフィックス プロセッシング ユニット) で使用されるメモリ量に影響します。ホストの GPU で利用可能なメモリを超過した場合、バーチャル マシンの起動時またはバーチャル マシンの配置時にエラー メッセージが表示されます。モニターの最大数と最大解像度のメモリ要件の詳細については、「Hardware Considerations for RemoteFX (RemoteFX のハードウェアの考慮事項)」 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=196610) を参照してください。
- 1024 x 768