オブジェクトへのビットマップ効果の追加
Microsoft Expression Blend でのビットマップ効果とは、簡単なピクセル処理を施すことです。アプリケーションの実行時のパフォーマンスが低下するおそれがあるため、大きなビジュアル要素やアニメーションにはビットマップ効果を適用しないでください。「試してみよう : ビットマップ効果を使用したボタンの作成」も参照してください。
メモ : |
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Windows Presentation Foundation アプリケーション (Expression Blend を使用して作成されたアプリケーションなど) では、ピクセルとはデバイスに依存しないピクセルまたはデバイスに依存しない単位であり、画面解像度を 1 インチあたり 96 ドットに設定したモニタでの 1 ピクセルのサイズに相当します。1 単位は、モニタのサイズまたは画面解像度に関係なく約 1/96 インチです。 |
オブジェクトにビットマップ効果を追加するには
ビットマップ効果を適用するオブジェクトを選択します。
[プロパティ] パネルの [外観] で、[BitmapEffect] の横にある次のオプションの 1 つをクリックします。
[ぼかし] 焦点のずれたレンズからオブジェクトを見ているような効果をシミュレートします。
[光彩 (外側)] オブジェクトの周囲に色の光輪を作成します。
[影付き] オブジェクトの後ろに影を作成します。
[ベベル] 指定された曲線に従ってイメージの表面を盛り上げるベベルを作成します。
[エンボス] ビジュアル要素の隆起マッピングを作成し、人工的な光源から深さとテクスチャの印象を与えます。
選択したビットマップ効果の外観を変更するには、[BitmapEffect] プロパティの下に表示される子プロパティのセットを変更します。
メモ : 新しいビットマップ効果を選択すると、それまでのビットマップ効果が置き換えられます。
1 つのオブジェクトに複数のビットマップ効果を追加するには
ビットマップ効果を適用するオブジェクトを選択します。
[プロパティ] パネルの [外観] で、[BitmapEffect] プロパティのドロップダウン リストの横の矢印をクリックして、[BitmapEffect グループ] を選択します。
[BitmapEffect] プロパティの下に、[Children] という名前のコンテナが表示されます。
[Children] サブプロパティの横にある [このコレクション内のアイテムを編集] ボタンをクリックします。
[ビットマップ効果コレクション エディタ] ダイアログ ボックスが表示されます。
[アイテム] で、[別のアイテムを追加] ボタンをクリックします。
[オブジェクトの選択] ダイアログ ボックスが表示されます。
System.Windows.Media.Effects ノードを展開し、表示される一覧から、次の ビットマップ効果のいずれかを選択します。
BlurBitmapEffect 焦点のずれたレンズからオブジェクトを見ているような効果をシミュレートします。
OuterGlowBitmapEffect オブジェクトの周囲に色の光輪を作成します。
DropShadowBitmapEffect オブジェクトの後ろに影を作成します。
BevelBitmapEffect 指定された曲線に従ってイメージの表面を盛り上げるベベルを作成します。
EmbossBitmapEffect ビジュアル要素の隆起マッピングを作成し、人工的な光源から深さとテクスチャの印象を与えます。
[OK] をクリックします。
選択したビットマップ効果が、[ビットマップ効果コレクション エディタ] の [アイテム] に追加されます。選択したビットマップ効果のプロパティを [プロパティ] で変更できます。
ビットマップ効果の種類をさらに追加するには、[別のアイテムを追加] ボタンを再度クリックして手順を繰り返します。
ビットマップの効果を追加してプロパティを変更すると、アートボード上でオブジェクトの外観が更新されます。
ビットマップの効果の追加が終了したら、[OK] をクリックして [ビットマップ効果コレクション エディタ] を閉じます。
メモ : コレクションを再び変更する場合は、[BitmapEffect] プロパティの [Children] サブプロパティの横にある [このコレクション内のアイテムを編集] ボタンをクリックします。既存のコレクションを置き換える必要がある場合以外は、[BitmapEffect] プロパティの横にある [新規作成] ボタンをクリックしないでください。