プロパティ パネル
Microsoft Expression Blend 2 の [プロパティ] パネルでは、アートボードまたは [オブジェクトとタイムライン] で選択したオブジェクトのプロパティを表示および変更できます。オブジェクト ハンドルを使用してマウスでアートボード上のオブジェクトを直接変更した場合は、プロパティの変更が [プロパティ] パネルに反映されます。逆に、[プロパティ] パネルの [変換] の下の値エディタを使用してオブジェクトを拡大縮小した場合は、アートボードにオブジェクトのスケールが表示されます。
[プロパティ] パネルは、次の 2 つのモードのいずれかで表示できます。
フル モードでは、展開または折りたたみできるカテゴリが表示されます。
ミニ モードでは、ポップアップ エディタが表示されます。
Tab キーまたは F4 キーを押して 2 つのモード間を切り替えることや、ワークスペース上のすべてのパネルの表示または非表示を切り替えることができます。
フル モードの [プロパティ] パネルは、ミニ モードの [プロパティ] パネルの前面に、ドッキングされずに表示されます。
プロパティの展開可能および折りたたみ可能なカテゴリ |
フル モード
選択したオブジェクトの名前と種類 |
この特定のブラシ プロパティ (オブジェクト全体ではない) の透明度を変更するためのアルファ チャネル スライダ |
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[プロパティ] ビューまたは [イベント] ビューを表示するためのトグル ボタン |
色チップ 最初の色、現在の色、直前の色 |
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入力されたテキストで表示されるプロパティをフィルタ処理するための検索ボックス |
色スポイト |
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塗りつぶしのブラシ、ストロークのブラシ、前景のブラシなど、各種のビジュアル プロパティ (ブラシ) |
この色を色リソースに変換し、[色リソース] タブから選択できるようにします。 |
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プロパティを既定値にリセットする、リソースを適用する、またはプロパティをデータにバインドする場合に、[詳細プロパティ オプション] ポップアップ メニューを開くボタン |
色の 16 進値 |
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ブラシエディタ [ブラシ] で選択したプロパティは、[ブラシなし]、[単色ブラシ]、[グラデーション ブラシ]、[タイル ブラシ]、または [ブラシ リソース] に設定できます。 |
グラデーション ブラシが選択されている場合にのみ表示される、グラデーション境界のあるグラデーション スライダ |
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色エディタ 単色ブラシおよびグラデーション ブラシでのみ使用できます。 |
グラデーション スポイト |
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色リソース まったく同じ色を異なるプロパティに適用できる [ローカル リソース] および [システム リソース] |
グラデーションの種類 : 線状グラデーション、放射状グラデーション |
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色ピッカー (色スライダ付き) |
グラデーション オプション [パディング]、[反転]、[繰り返し]、[絶対]、[境界ボックス] |
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色空間 この図には RGB (赤、緑、青) 色空間が表示されていますが、下線付きの文字の 1 つ (たとえば、RGB 色空間の "R") をクリックすると、他の色空間の一覧を示すポップアップ メニューが表示され、サポートされている他 3 つの色空間のいずれかに変更できます。 |
現在のブラシをブラシ リソースに変換し、[ブラシ リソース] タブで使用できるようにします。 |
ミニ モード
ブラシのカテゴリ |
変換のカテゴリ |
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外観のカテゴリ |
その他のカテゴリ |
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レイアウトのカテゴリ |
アタッチされたプロパティのカテゴリ |
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共通プロパティのカテゴリ |
ライトのカテゴリ (3D のみ) |
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テキストのカテゴリ |
カメラのカテゴリ (3D のみ) |
値エディタ
[プロパティ] パネルでは、角度、ピクセル、パーセンテージなどの値を入力するための数値エディタが表示されます。たとえば、前の図の RGB 色空間テキスト ボックスには数値エディタがあります。既存の数値を 1 回クリックして目的の値を入力する方法や、一意のスライダを使用して値を変更する方法を使用できます。スライダを使用する方法では、ポインタをプロパティのテキスト ボックスの上に移動し、数値調整 ポインタが表示されたらクリックしてからドラッグします。
詳細プロパティ
[プロパティ] パネルのプロパティのほとんどのカテゴリには、展開可能な詳細セクションがあります。このセクションを開くには、カテゴリの下部にある [詳細プロパティの表示] ボタンをクリックします。詳細プロパティは、使用頻度が低いプロパティや、サブプロパティ エディタとコレクション エディタに関連しているプロパティが含まれています。
サブプロパティ エディタおよびコレクション エディタ
[プロパティ] パネルに表示されるプロパティの中には、値が単一値ではない複雑なものがあります。たとえば、複数の値のコレクションを表すプロパティや、独自のプロパティ群が設定されたオブジェクトを表すプロパティなどが挙げられます。単一のビットマップ効果をオブジェクトに追加した場合 (BitmapEffect プロパティは [外観] カテゴリの詳細プロパティ セクションにあります)、ビットマップ サブプロパティを設定できる折りたたみ可能なサブプロパティ エディタが表示されます。単一のビットマップ効果の代わりに [BitmapEffect グループ] をオブジェクトに追加した場合、サブプロパティ エディタには、Children プロパティが [このコレクション内のアイテムを編集] ボタンと共に表示されます。このボタンを使用して、オブジェクトに適用される子ビットマップ効果のコレクションを変更できます。
特殊な値を設定するための詳細プロパティ オプション
詳細プロパティ オプションのポップアップ メニュー (次の図に示します) を使用することでも、プロパティを設定できます。[詳細プロパティ オプション] マーカーをクリックし、ポップアップ メニューの項目を選択することで、プロパティをカスタム式、リソース、データバインドに設定したり、プロパティを既定値にリセットしたりすることができます。詳細プロパティ オプションのポップアップ メニューを使用してプロパティを設定した後、プロパティの名前には色付きの枠線が表示されるため、設定された値の種類がわかります。たとえば、プロパティの値を [システム リソース] に設定した場合、プロパティ名には緑の枠線が表示されます。
詳細プロパティ オプションのポップアップ メニュー