SimpleProgressBar
進行状況バーは、アプリケーションで長い時間がかかる処理の進行状況を視覚的に示すために使用する簡易コントロールです。既定では、処理の進行に伴って進行状況バー ウィンドウが左から右に向かって塗りつぶされます。コントロールには、範囲と現在の位置に関するプロパティが含まれます。Microsoft Expression Blend の SimpleProgressBar は、水平方向の進行状況バーのみをサポートします。
Value プロパティを 10 に設定した後の SimpleProgressBar コントロールのアートボード ビュー
コントロール テンプレートの構成要素
SimpleProgressBar コントロール テンプレートには、次のアイテムが含まれます。
Grid レイアウト パネル : 進行状況バー内に複数の子要素を保持するために使用します。また、Grid を使用すると、アプリケーション ユーザー インターフェイス (UI) デザイナは複数の要素を簡単にテンプレートに追加できます。
PART_Track という名前の Border 要素 : 塗りつぶされるバー領域を表すために使用します。
PART_Indicator という名前の Border 要素 : 既に塗りつぶされたバー領域を表すために使用します。
注意 : 名前が "PART_" で開始する要素は、コントロールを実装するコードから参照されるので、名前を変更しないでください。
オブジェクト ビュー : SimpleProgressBar コントロールの基本パーツ (テンプレート)
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使用されるプロパティ トリガ
SimpleProgressBar コントロール テンプレートでは、トリガを使用しません。コントロールの動作はすべて、コードに実装されます。
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使用されるブラシ
SimpleProgressBar テンプレートでは、SimpleStyles.xaml リソース ディクショナリの次に示すブラシ リソースが使用されます。
PART_Track 要素の Background プロパティは、PressedBrush を使用して設定されます。
PART_Track 要素の BorderBrush プロパティは、SolidBorderBrush を使用して設定されます。
PART_Indicator 要素の Background プロパティは、MouseOverBrush を使用して設定されます。
PART_Indicator 要素の BorderBrush プロパティは、NormalBorderBrush を使用して設定されます。
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ベスト プラクティスおよびデザイン ガイドライン
一般に、コントロールに視覚要素を追加する予定がある場合は、テンプレートのルートとして Grid コントロールを使用してください。Expression Blend は、既定では Grid コントロールなどのレイアウト パネルを検索してアクティブにします。これにより、アートボードに追加される新しい要素がレイアウト パネルの子要素になります。
必要に応じて、SimpleProgressBar テンプレートにトリガを追加するか、PART_Indicator 要素を変更してバーの外観を工夫することができます。ただし、名前が "PART_" で始まる要素は、コントロールを実装するコードから参照されるので、名前を変更しないでください。
進行状況バーを処理の進行状況に関連付ける方法の詳細については、MSDN の「ProgressBar の概要」を参照してください。
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