Expression Blend 2 での Silverlight プロジェクトの起動ページの変更
Silverlight オブジェクトをインスタンス化する HTML ページ (またはその他の Web ページ) を開いて、関連する Microsoft Silverlight 1.0 アプリケーションを Web ブラウザで実行すると、開始 XAML ファイルが表示されます。
たとえば、Microsoft Expression Blend 2 で作成した Silverlight 1.0 プロジェクトの場合、Default.html ファイルが開始 Web ページです。Default.html ファイルは、使用している Silverlight 1.0 アプリケーションをサポートする次の JavaScript ファイルを参照します。
<script type="text/javascript" src="Silverlight.js"></script>
<script type="text/javascript" src="Page.xaml.js"></script>
また、Default.html ファイルは次のようなコード行で開始 XAML ファイル Page.xaml を指定します。
Silverlight.createObjectEx({
source: "Page.xaml",
//other lines of code
});
前述のコード スニペットの結果、Web ブラウザで Default.html ファイルを参照すると、Silverlight 1.0 アプリケーションに最初に Page.xaml ファイルが表示されます。
メモ : |
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Silverlight 1.0 アプリケーションを Microsoft Expression Encoder 2 や Microsoft Visual Studio 2008 などの別のプログラムで作成した場合はファイル構造が異なるため、前述のコード行が記述されているファイルを探し出す必要があります。たとえば、Expression Encoder 2 プロジェクトで Silverlight 1.0 テンプレートを使用してビデオ プレーヤーを生成する場合は Default.html ファイルが開始 Web ページですが、Default.html ファイルでは開始 XAML ファイルを指定しません。開始 XAML ファイル Player.xaml は StartPlayer.js ファイルで指定されます。 |
次の手順に従って Silverlight 1.0 アプリケーションの開始 XAML ファイルまたは Silverlight 1.0 アプリケーションを呼び出す開始 Web ページを変更します。
開始 XAML ファイルの変更
Silverlight 1.0 アプリケーションの開始 XAML ファイルの変更方法は、Windows Presentation Foundation (WPF) アプリケーションの開始 XAML ファイルを変更する場合とは異なります。開始 XAML ファイルは、Expression Blend 2 で Silverlight 1.0 プロジェクト内に作成した Default_html.js ファイルなどの Web ページから呼び出されます。
Silverlight 1.0 プロジェクトの開始 XAML ページを変更するには
Expression Blend 2 で、次のようなコード行を使用しているファイルを開き、Silverlight 1.0 アプリケーションの開始 XAML ファイルを指定します。
Silverlight.createObjectEx({ source: "Page.xaml", //other lines of code });
たとえば、Silverlight 1.0 アプリケーションを Expression Blend 2 で作成した場合、このファイルが Default.html ファイルになります。
メモ : .html ファイル名拡張子に関連付けられたテキスト エディタが存在しない場合、ファイルの変更が必要なときは、a) Expression Blend の [プロジェクト] パネルでファイル名を右クリックして [Visual Studio で編集] をクリックするか、b) Windows エクスプローラでファイル名を右クリックして [プログラムから開く] をポイントし、ドロップダウン リストからテキスト エディタを選択します。ドロップダウン リストにテキスト エディタ (メモ帳など) が表示されない場合、[既定のプログラムの選択] をクリックしてテキスト エディタを参照します。
既存のファイル名 (たとえば、Page.xaml) を新しい開始 XAML ファイルの名前に変更します。
ファイルを保存して閉じます。
F5 キーを押して Silverlight 1.0 アプリケーションをテストし、変更が適用されていることを確認します。詳細については、「Expression Blend からの Silverlight プロジェクトのテスト」を参照してください。
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開始 Web ページの変更
開始 Web ページは、Expression Blend 2 で F5 キーを押して Silverlight 1.0 アプリケーションをテストするときに Web ブラウザで開かれるページです。Expression Blend 2 の [プロジェクト] パネルでファイル名を右クリックすると、開始 Web ページの場合は [起動] の横にチェック マークが表示されます。
メモ : |
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Expression Blend 2 で開始 Web ページを変更しても、Microsoft Visual Studio などの他のプログラムの開始 Web ページは変更されません。 |
Silverlight 1.0 プロジェクトの開始 Web ページを変更するには
Expression Blend 2 の [プロジェクト] パネルで新しい開始 Web ページのファイル名を右クリックし、[起動] をクリックします。
F5 キーを押して Silverlight 1.0 アプリケーションをテストし、変更が適用されていることを確認します。詳細については、「Expression Blend からの Silverlight プロジェクトのテスト」を参照してください。
メモ : 開始 Web ページに関連する Silverlight 1.0 ファイルへの参照が含まれていないと、Silverlight 1.0 アプリケーションは動作しません。たとえば、Silverlight 1.0 プロジェクトを Expression Blend 2 で作成した場合の関連ファイルは Silverlight.js および Page.xaml.js ファイルです。Silverlight 1.0 オブジェクトの詳細については、MSDN の Silverlight Object Models のページ (英語の可能性あり) を参照してください。
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関連項目
概念
Expression Blend からの Silverlight プロジェクトのテスト