Web サイトへの Silverlight 2 アプリケーションの追加

Silverlight 2 アプリケーションを展開する際に必要な操作は、コンパイルした .xap ファイルを Web フォームにコピーし、テスト ページ (Default.html または TestPage.html) が .xap ファイルを呼び出す場合と同じ方法で Web ページから .xap ファイルを呼び出すことです。ファイルをコピーする場合は、xcopy を使用したり、Web サイト作成ツール (Microsoft Expression Web 2、Microsoft Visual Studio 2008 など) が備えているインポート ツールおよび展開ツールを使用したりできます。

Web ページが参照されると、展開した Silverlight 2 アプリケーションが表示されます。また、Web ページの利用者が Silverlight 2 ランタイムをインストールしていない場合は、インストール メッセージとリンクが表示されます。

xcopy を使用して Silverlight アプリケーションを展開するには

1. Silverlight 2 プロジェクトをビルドし、テストします (F5 キー)。Silverlight 2 プロジェクトのビルドとテストを行うと、次のファイルが \bin\debug フォルダに作成され、Expression Blend は開始 Web ページを開こうとします。

   ファイル	説明
   AppManifest.xaml	Silverlight 2 バージョンの AppManifest.xml ファイル。
   Default.html (プロジェクトが Visual Studio 2008 で作成された場合は TestPage.html)	Silverlight 2 アプリケーション (ProjectName.xap に含まれています) をブラウザに読み込む Web ページ。
   ProjectName.dll	プロジェクトのコンテンツ ファイルでデザインしたアプリケーションのコンパイル済みアセンブリ。
   ProjectName.pdb	アプリケーションのデバッグ情報。
   ProjectName.xap	Silverlight 2 アプリケーションのすべてのコンテンツとリソースを含む圧縮されたアーカイブ。ユーザーはこのファイルをブラウザでダウンロードし、Silverlight 2 プラグインを使用して実行します。

2. ProjectName.xap ファイルを、Web サイト上のフォルダにコピーします。たとえば、インターネット インフォメーション サービスがインストールされている場合は、既定のサイトの仮想ディレクトリに .xap ファイルをコピーできます。このディレクトリは、通常、C:\Inetpub\wwwroot にマップされます。

   メモ :
   アプリケーションに Microsoft Expression Encoder 2 ファイルまたはメディア ファイルが含まれている場合、これらのファイルもコピーする必要があります。

3. 展開をテストするには、テスト ページ (Default.html または TestPage.html) をコピーしたり、テスト ページから Web フォルダ内の既存の Web ページへコードをコピーしたりできます。.xap ファイルの名前を変更して、アプリケーション内の .xap ファイルと一致させてください。

4. Silverlight 2 アプリケーションを呼び出す Web ページを参照して、アプリケーションがどのように表示されるかをテストします。

次の手順

• 展開の詳細については、MSDN ライブラリの Silverlight 2 の展開に関するページ (英語の可能性あり) を参照してください。