Web サイトへの Silverlight アプリケーションの配置
Microsoft Silverlight アプリケーションを展開する際に必要な操作は、コンパイルした .xap ファイルを Web フォームにコピーし、テスト ページ (Default.html または TestPage.html) が .xap ファイルを呼び出す場合と同じ方法で Web ページから .xap ファイルを呼び出すことです。ファイルをコピーする場合は、xcopy を使用したり、Web サイト作成ツール (Microsoft Expression Web、Microsoft Visual Studio 2008 など) が備えているインポート ツールおよび展開ツールを使用したりできます。
Web ページが参照されると、展開した Silverlight アプリケーションが表示されます。また、Web ページの利用者が Silverlight ランタイムをインストールしていない場合は、インストール メッセージとリンクが表示されます。
xcopy を使用して Silverlight アプリケーションを展開するには
F5 キーを押して、Silverlight プロジェクトをビルドし、テストします。Silverlight プロジェクトのビルドとテストを行うと、次のファイルが \bin\debug フォルダーに作成され、Expression Blend は最初の Web ページを開こうとします。
ファイル
説明
AppManifest.xaml
AppManifest.xml ファイルの Silverlight バージョン。
Default.html (プロジェクトが Visual Studio 2008 で作成された場合は TestPage.html)
Silverlight アプリケーション (ProjectName.xap に含まれています) をブラウザーに読み込む Web ページ。
ProjectName.dll
プロジェクトのコンテンツ ファイルでデザインしたアプリケーションのコンパイル済みアセンブリ。
ProjectName.pdb
アプリケーションのデバッグ情報。
ProjectName.xap
Silverlight アプリケーションのすべてのコンテンツとリソースを含む圧縮済みアーカイブ。ユーザーはブラウザーでこのファイルをダウンロードし、Silverlight プラグインを使用して実行します。
ProjectName.xap ファイルを、Web サイト上のフォルダーにコピーします。たとえば、インターネット インフォメーション サービスがインストールされている場合は、既定のサイトの仮想ディレクトリに .xap ファイルをコピーできます。このディレクトリは、通常、C:\Inetpub\wwwroot にマップされます。
メモ : アプリケーションに Microsoft Expression Encoder ファイルまたはメディア ファイルが含まれている場合、これらのファイルもコピーする必要があります。
展開をテストするには、テスト ページ (Default.html または TestPage.html) をコピーしたり、テスト ページから Web フォルダー内の既存の Web ページへコードをコピーしたりできます。.xap ファイルの名前を変更して、アプリケーション内の .xap ファイルと一致させてください。
Silverlight アプリケーションを呼び出す Web ページを参照して、アプリケーションがどのように表示されるかをテストします。
次のステップ
- 展開の詳細については、MSDN の「Silverlight 3 Deployment (Silverlight 3 の展開)」を参照してください。