アニメーションとメディアのタイムラインの開始時間の同期

このページは WPF プロジェクトにのみに適用

ストーリーボードにメディア (ビデオまたはオーディオ) とアニメーション タイムラインの両方が含まれている場合、読み込み時間が原因でメディア タイムラインが遅延していると、メディア タイムラインより前にアニメーション タイムラインが開始することがあります。XAML SlipBehavior 属性を使用すると、すべてのタイムラインを同時に開始できます。

アニメーションとメディアのタイムラインの開始時間を同期するには

  1. Microsoft Expression Blend で、アニメーションにするオブジェクトを作成します。どのような種類のビジュアル オブジェクトでもかまいません。または、「プロジェクトでの図形またはパスの描画」で説明されている手順を実行することもできます。

  2. ストーリーボードを作成して開きます。「ストーリーボードの作成、変更、または削除」の手順に従います。

  3. タイムライン再生ヘッド Cc304465.5626c9eb-40bb-450a-9ca1-3678e5abe429(ja-jp,Expression.40).png を移動し、オブジェクトを変更して、オブジェクトのアニメーションを作成します。アニメーション タイムラインを含むストーリーボードができました。このストーリーボードは開いたままにしておきます。

  4. オーディオ ファイルまたはビデオ ファイルをアートボードに挿入します。「作業中のドキュメントへのオーディオまたはビデオ ファイルの挿入」の手順に従います。メディア ファイルが専用のタイムラインでストーリーボードに追加されます。

  5. F5 キーを押して、アプリケーションをテストします。アニメーション タイムラインの開始とメディア ファイルの開始の間にわずかな遅延があるかどうかに注意します。

  6. [XAML] ビュー タブまたは [分割] ビュー タブをクリックして、アートボードでの表示を定義している XAML を表示します。

    Cc304465.6077fdd4-d9ee-4372-9324-4e417771b3d6(ja-jp,Expression.40).png

  7. ストーリーボードに関する XAML の行を見つけます。XAML ファイルの先頭にポインターを移動し、[検索] コマンド ([編集] メニュー) を使用して、"Storyboard" という単語を検索します。たとえば、ストーリーボードの名前が "Storyboard1" の場合、XAML の行は次のようになります。

    <Storyboard x:Key="Storyboard1">
    
  8. SlipBehavior という名前の新しい属性を追加し、文字列 Slip に設定します。たとえば、変更を行った後の XAML コードの行は、次のようになります。

    <Storyboard SlipBehavior="Slip" x:Key="Storyboard1">
    

    F5 キーを押して、アプリケーションをテストします。すべてのタイムラインが同時に開始することに注意してください。

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