アニメーションとメディアのタイムラインの開始時間の同期
ストーリーボードにメディア (ビデオまたはオーディオ) とアニメーション タイムラインの両方が含まれている場合、読み込み時間が原因でメディア タイムラインが遅延していると、メディア タイムラインより前にアニメーション タイムラインが開始することがあります。XAML SlipBehavior 属性を使用すると、すべてのタイムラインを同時に開始できます。
アニメーションとメディアのタイムラインの開始時間を同期するには
Microsoft Expression Blend で、アニメーションにするオブジェクトを作成します。どのような種類のビジュアル オブジェクトでもかまいません。または、「プロジェクトでの図形またはパスの描画」で説明されている手順を実行することもできます。
ストーリーボードを作成して開きます。「ストーリーボードの作成、変更、または削除」の手順に従います。
タイムライン再生ヘッド を移動し、オブジェクトを変更して、オブジェクトのアニメーションを作成します。アニメーション タイムラインを含むストーリーボードができました。このストーリーボードは開いたままにしておきます。
オーディオ ファイルまたはビデオ ファイルをアートボードに挿入します。「作業中のドキュメントへのオーディオまたはビデオ ファイルの挿入」の手順に従います。メディア ファイルが専用のタイムラインでストーリーボードに追加されます。
F5 キーを押して、アプリケーションをテストします。アニメーション タイムラインの開始とメディア ファイルの開始の間にわずかな遅延があるかどうかに注意します。
[XAML] ビュー タブまたは [分割] ビュー タブをクリックして、アートボードでの表示を定義している XAML を表示します。
ストーリーボードに関する XAML の行を見つけます。XAML ファイルの先頭にポインターを移動し、[検索] コマンド ([編集] メニュー) を使用して、"Storyboard" という単語を検索します。たとえば、ストーリーボードの名前が "Storyboard1" の場合、XAML の行は次のようになります。
<Storyboard x:Key="Storyboard1">
SlipBehavior という名前の新しい属性を追加し、文字列 Slip に設定します。たとえば、変更を行った後の XAML コードの行は、次のようになります。
<Storyboard SlipBehavior="Slip" x:Key="Storyboard1">
F5 キーを押して、アプリケーションをテストします。すべてのタイムラインが同時に開始することに注意してください。
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