Windows Phone のコンテンツの作成
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Microsoft Expression Blend for Windows Phone を使用するには、Windows Phone 開発者ツール をインストールする必要があります。 |
Expression Blend for Windows Phone を使用すると、Windows Phone 用 Silverlight アプリケーションをすばやく簡単にビルドすることができます。Expression Blend のデザイン ツールを使用して、Windows Phone テンプレート、グラフィック ツールとアニメーション ツール、組み込みのビヘイビアー、およびサンプル データを含む、Windows Phone アプリケーションを作成することができます。
Windows Phone アプリケーションを作成した後は、アプリケーションをビルドし、組み込みの Windows Phone エミュレーターか、コンピューターに接続されている Windows Phone デバイスでプレビューできます。
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Silverlight には、電話などのメモリー制約のあるデバイス上のコンテンツを表示するために最適化されたランタイムが含まれています。Silverlight for Windows と Silverlight for Windows Phone との間には多数の相違点があります。これらの相違点については、MSDNの「Silverlight for Windows Phone 」を参照してください。 |
Windows Phone 向けアプリケーションのデザインと開発に関する追加情報については、MSDN の「Windows Phone Development (Windows Phone の開発) 」を参照してください。
Windows Phone テンプレート
Expression Blend で新しい Windows Phone プロジェクトを作成するとき、次の Windows Phone プロジェクトの種類から選択できます。
Windows Phone アプリケーション Silverlight for Windows Phone アプリケーションを作成するためのプロジェクト。
Windows Phone データ バインド アプリケーション データ バインドとコマンド バインドを使用して、View と ViewModel の疎結合をサポートする Silverlight for Windows Phone プロジェクト。
Windows Phone パノラマ アプリケーション Panorama コントロールを使用してパラノマ スタイルのアプリケーションを作成する Silverlight for Windows Phone プロジェクト。
Panorama コントロールの詳細については、MSDNの「Panorama control for Windows Phone (Windows Phone のパノラマ コントロール) 」を参照してください。
Windows Phone ピボット アプリケーション Pivot コントロールを使用して、タブ付きスタイルのアプリケーションを作成する Silverlight for Windows Phone プロジェクト。
Pivot コントロールの詳細については、MSDNの「Pivot application for Windows Phone (Windows Phone のピボット アプリケーション) 」を参照してください。
Windows Phone コントロール ライブラリ 他の Windows Phone アプリケーションで再利用できるカスタム コントロールを作成するためのプロジェクト。
新しいプロジェクトが開くとき、Windows Phone 画面をシミュレートするアートボードが、ドキュメント ウィンドウに表示されます。
ビヘイビアー
ビヘイビアーを使用すると、コードを記述しなくても、Windows Phone アプリケーションにインタラクティビティを追加できます。ビヘイビアーとは、パッケージ化された再利用可能なコードのことです。どのオブジェクトにもドラッグでき、そのプロパティを変更して微調整することができます。Expression Blend に付属している組み込みの Windows Phone ビヘイビアーを使用することで、アプリケーションがユーザーに応答する方法をデザインできます。
詳細については、「Windows Phone の組み込みビヘイビアーの使用」を参照してください。
サンプル データ
Expression Blend を使用すると、ライブ データにアクセスすることなく、簡単にデータ ドリブンのユーザー インターフェイスをデザインできます。[データ] パネルを使用して、有効なサンプル データを生成したり、XML ファイルからサンプル データをインポートすることができます。サンプル データはデザイン時にアートボード上のコントロールで使用できます。サンプル データの詳細は自由にカスタマイズでき、実行時にサンプル データとライブ データの使用を簡単に切り替えることができます。
詳細については、「サンプル データの作成」を参照してください。
グラフィック ツール
Expression Blend では、BMP、GIF、ICO、JPEG、PNG、TIFF など、一般的なイメージ ファイルの種類のほとんどがサポートされます。サポートされているイメージ ファイルを Expression Blend の外部からドラッグするか、[プロジェクト] メニューを使用してプロジェクトにファイルを追加することができます。イメージ ファイルは、Image オブジェクトとしてアートボードに追加されます。
Expression Blend for Windows Phone には、Windows Phone 用アプリケーションの開発時に使用できる 64 Windows Phone アプリケーション バー アイコンのベクター バージョンが含まれています。
イメージ ファイルをプロジェクトに追加した後、アートボードにイメージを追加するには、[プロジェクト ] パネルのイメージ ファイル名をダブルクリックするか、既存のイメージ コントロールの Source プロパティをイメージ ファイルの名前に設定します。
詳細については、「イメージとアートの挿入」を参照してください。
オブジェクト
オブジェクトをアートボードに追加するには、[ツール] パネルまたは [アセット] パネルでツールを選択するか、[アセット] パネルでスタイル コントロールまたはカスタム コントロールを選択します。または、[リソース] パネルからスタイル コントロールまたはリソースをアートボード上の既存のオブジェクトにドラッグして、リソースをオブジェクトのプロパティの 1 つに適用することもできます。 さらに、画像、サウンド ファイル、ビデオ ファイル、およびその他のメディアを直接 Windows Explorer から Expression Blend にドラッグしたり、その他のアプリケーションから画像をコピーし、それらを直接アートボードに貼り付けることができます。
オブジェクトの使用の詳細については、「オブジェクトおよびコントロールの使用」を参照してください。
コントロールとコントロール ライブラリ
Expression Blend は、Windows Phone アプリケーションのデザインに使用できる多数のコントロールの一覧を提供しています。
詳細については、「インタラクティブ コントロールの選択と使用」を参照してください。
システム コントロールと同じようにアートボードに追加できる再利用可能なコンポーネントを作成する場合は、Expression Blend でユーザー コントロールを作成します。ユーザー コントロールは、アプリケーションと同様に、他のコントロール、リソース、およびアニメーション タイムラインを含むことができます。唯一の違いは、ルート オブジェクトが Window や Page ではなく、UserControl であることです。
詳細については、「空のユーザー コントロールの作成」を参照してください。
Windows Phone コントロール ライブラリを使用すれば、複数の Windows Phone オブジェクトで簡単に再利用できる UserControls のライブラリを作成することもできます。
詳細については、「Windows Phone プロジェクトを作成する」を参照してください。
表示状態
アプリケーションにインタラクティビティを追加するには、まず、UserControl コントロール、Window コントロール、Page コントロール、またはコントロール テンプレートの表示状態ごとに異なる外観を定義し、ユーザーの操作に基づいてそれらの状態を切り替えるビヘイビアーまたはコードを追加します。コントロールが特定の状態になると再生されるアニメーションを作成して、次の状態に徐徐に切り替わるようにすることもできます。
詳細については、「コントロール用ビジュアル状態の定義」を参照してください。
アニメーション
Expression Blend のキーフレーム アニメーション ツールを使って、Windows Phone アプリケーションでアニメーションを作成することもできます。コントロールの表示状態が変わると再生されるアニメーション (特定の状態になったときにトリガーされるアニメーションなど) と、ユーザーの操作に反応して再生されるアニメーション (操作によりトリガーされるアニメーションなど) があります。
Expression Blend でアニメーションを作成する方法については、「アニメーション オブジェクト」を参照してください。
その他のリソース
詳細については、「学習およびコミュニティのリソース」を参照してください。
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