CAtlTemporaryFile::LockRange

更新 : 2007 年 11 月

一時ファイル内の特定の領域をロックして、ほかのプロセスがアクセスできないようにします。

HRESULT LockRange(
   ULONGLONG nPos,
   ULONGLONG nCount 
) throw( );

パラメータ

  • nPos
    ファイル内のロックの開始位置。

  • nCount
    ロックする範囲のバイト長。

戻り値

正常に終了した場合は、S_OK を返します。それ以外の場合は、エラーの HRESULT を返します。

解説

ファイル内のバイト範囲をロックすると、ほかのプロセスはそれらのバイト範囲にアクセスできなくなります。ファイル内の複数の領域をロックできますが、重なり合っている領域はロックできません。領域のロックを正しく解除するには、バイト範囲が前にロックされた領域と正確に一致していることを確認し、CAtlTemporaryFile::UnlockRange を使用します。LockRange は、隣接する領域をマージしないので、ロックされた 2 つの領域が隣接する場合でも個別にロックを解除する必要があります。

必要条件

ヘッダー : atlfile.h

参照

参照

CAtlTemporaryFile クラス

CAtlFile::LockRange

CAtlTemporaryFile::UnlockRange

その他の技術情報

CAtlTemporaryFile のメンバ