CScrollBar::SetScrollRange

[アーティクル]
09/17/2008

更新 : 2007 年 11 月

指定されたスクロールバーの最小位置と最大位置を設定します。

void SetScrollRange(
   int nMinPos,
   int nMaxPos,
   BOOL bRedraw = TRUE 
);

パラメータ

nMinPos
最小スクロール位置を指定します。
nMaxPos
最大スクロール位置を指定します。
bRedraw
変更を反映してスクロールバーを再描画するかどうかを指定します。bRedraw が TRUE のときは、スクロールバーは再描画されます。FALSE のときは、再描画されません。既定では、スクロールバーは再描画されます。

解説

標準のスクロールバーを非表示にするときは nMinPos および nMaxPos を両方 0 にします。

スクロールバーの通知メッセージの処理中は、この関数を呼び出してスクロールバーを非表示にする操作はしないでください。

SetScrollRange メンバ関数を SetScrollPos メンバ関数の直後に呼び出すときは、SetScrollPos 関数のパラメータ bRedraw を 0 に設定して、スクロールバーが 2 回再描画されないようにしてください。

nMinPos と nMaxPos で指定された値の差は、32,767 以下にする必要があります。スクロールバーコントロールの既定の範囲は空です (nMinPos と nMaxPos がともに 0)。

使用例

// Sets minimum (0) and maximum (10) position values for the
// CScrollBar control. m_ScrollBarVert is of type CScrollBar class, 
// and it is a member variable in CMyDialog class.
m_ScrollBarVert.SetScrollRange(0, 10);

// Set the position of the scroll box.
m_ScrollBarVert.SetScrollPos(5);

// Disable the down arrow of the scroll bar. By default, both arrows 
// are enabled.
m_ScrollBarVert.EnableScrollBar(ESB_DISABLE_DOWN);