メソッドに対するアクセス レベルの選択に関する考慮事項
更新 : 2007 年 11 月
クラスの階層構造のメンバに対して最適なアクセス レベルを適用すると、メンバの使用を制御できるため、階層構造が管理しやすくなります。
原則として、クラス メンバを宣言するときには、できるだけ制限の厳しいアクセス修飾子を使用します。クラス メンバへのアクセスを制限すると、名前の競合が起こりにくくなり、メソッドが予想外の方法で使用されるのを防ぐことができます。
クラス内部のメンバは、Private として宣言します。Private として宣言したメンバには、定義されているクラスの中からしかアクセスできません。
そのクラスと派生クラスでしか使用されないメソッドには、Protected アクセス修飾子を使用します。Protected メンバには、そのメンバが宣言されたクラス、またはその派生クラスからしかアクセスできません。
Friend データ メンバには、クラスの外部からもアクセスできます。ただし、クラスが定義されているプロジェクトに含まれているモジュールを使用しないとアクセスできません。
Public データ メンバには、だれでもアクセスできます。Public データ メンバは、多くの場合、クラスの階層構造の一番下で使用されます。