CRichEditCtrl::SetOptions
更新 : 2007 年 11 月
CRichEditCtrl オブジェクトのオプションを設定します。
void SetOptions(
WORD wOp,
DWORD dwFlags
);
パラメータ
wOp
操作の種類を指定します。次のいずれかの値。ECOOP_SET dwFlags で指定されているオプションに設定します。
ECOOP_OR dwFlags で指定されているオプションと現在のオプションを組み合わせます。
ECOOP_AND dwFlags にも指定されている現在のオプションだけを残します。
ECOOP_XOR dwFlags に指定されていない現在のオプションだけを残します。
dwFlags
リッチ エディットのオプション。フラグの値は、「解説」で説明します。
解説
オプションは、次の値を組み合わせて指定できます。
ECO_AUTOWORDSELECTION ダブルクリックで自動的に単語を選択します。
ECO_AUTOVSCROLL ユーザーが行の終わりに文字を入力したときに、10 文字分テキストを右にスクロールします。ユーザーが Enter キーを押すと、コントロールは位置 0 にすべてのテキストをスクロールします。
ECO_AUTOHSCROLL ユーザーが最終行で Enter キーを押すと、自動的に 1 ページ分テキストを上にスクロールします。
ECO_NOHIDESEL エディット コントロールの既定の動作を無効にします。既定の動作では、コントロールがフォーカスを失うときに選択を非表示にし、コントロールが入力フォーカスを受け取ると、選択を反転します。ECO_NOHIDESEL を指定すると、コントロールがフォーカスを持っていなくても、選択されているテキストは反転されます。
ECO_READONLY エディット コントロールにおいてユーザーがテキスト入力したり、編集したりできないようにします。
ECO_WANTRETURN ダイアログ ボックスの複数行のリッチ エディット コントロールにユーザーがテキストを入力するときに、Enter キーを押すとキャリッジ リターンが挿入されるようにします。このスタイルを指定しない場合は、Enter キーを押すとコマンドはリッチ エディット コントロールの親ウィンドウに送られます。これは (ダイアログ ボックスの [OK] ボタンなどの) 親ウィンドウの既定のプッシュ ボタンが押されたのと同じ効果になります。このスタイルは、単一行のエディット コントロールには影響しません。
ECO_SAVESEL コントロールがフォーカスを失うとき、選択を保存します。既定では、再度フォーカスを得ると、コントロールの内容全体が選択されます。
ECO_VERTICAL 垂直方向にテキストとオブジェクトを描画します。アジアの言語にだけ指定できます。
詳細については、Windows SDK の「EM_SETOPTIONS」を参照してください。
使用例
// Add auto horizontal and vertical scrolling.
m_myRichEditCtrl.SetOptions(ECOOP_OR, ECO_AUTOVSCROLL |
ECO_AUTOHSCROLL);
必要条件
ヘッダー : afxcmn.h