グラフィックス コンテナの使用
更新 : 2007 年 11 月
ベクタ イメージ、ラスタ イメージ、およびテキストを表示するために、Graphics オブジェクトには DrawLine、DrawImage、DrawString などのメソッドが用意されています。Graphics オブジェクトは、描画される項目の画質や方向に影響を与える複数のプロパティも保持しています。たとえば、スムージング モード プロパティは直線や曲線に対してアンチエイリアシングが適用されるかどうかを指定し、ワールド変換プロパティは描画対象項目の位置および回転に影響を与えます。
Graphics オブジェクトは、特定のディスプレイ デバイスに関連付けられています。Graphics オブジェクトを使用してウィンドウ内で描画を行うと、その Graphics オブジェクトはそのウィンドウに関連付けられます。
Graphics オブジェクトは、描画に影響を与える一連のプロパティを保持し、デバイス固有の情報にリンクされるため、コンテナとして考えることができます。既存の Graphics オブジェクトの BeginContainer メソッドを呼び出すことによって、その Graphics オブジェクト内に第 2 のコンテナを作成できます。
このセクションの内容
Graphics オブジェクトの状態の管理
Graphics オブジェクトの画質設定、クリッピング領域、および変換を管理する方法について説明します。入れ子になっているグラフィックス コンテナの使用
コンテナを使用して Graphics オブジェクトの状態を制御する方法を示します。