My.Computer.FileSystem.SpecialDirectories.CurrentUserApplicationData プロパティ

更新 : 2007 年 11 月

現在のユーザーのアプリケーション データが格納されているパスを取得します。

' Usage
Dim value As String = My.Computer.FileSystem.SpecialDirectories.CurrentUserApplicationData
' Declaration
Public ReadOnly Property CurrentUserApplicationData As String

戻り値

String.

例外

例外を引き起こす可能性のある状態を次に示します。

• パスが空です。通常は、オペレーティング システムでディレクトリ (DirectoryNotFoundException) がサポートされていないことが原因です。

解説

My.Computer.FileSystem.SpecialDirectories オブジェクト には、よく参照されるディレクトリのパスが含まれています。

パスが存在しなかった場合は、"BasePath\CompanyName\ProductName\Version" の形式で作成されます。

通常、Windows XP の場合、BasePath は C:\Documents and Settings\username\Application Data になります。CompanyName、ProductName、および Version は、それぞれ My.Application.Info.CompanyName、My.Application.Info.ProductName、My.Application.Info.Version の各プロパティから取得できます。

メモ :
[アセンブリ情報] ダイアログ ボックスで会社名と製品名が指定されていなかった場合、パスの "CompanyName\ProductName" の部分は、アセンブリ名で置き換えられます。アセンブリ情報で名前を設定する方法の詳細については、「方法 : アセンブリ情報を指定する (Visual Basic、C#)」を参照してください。

このパスには、ユーザー プロファイルの中でも、ローミング (移動) に対応したデータが格納されます。"ローミング ユーザー" は、ネットワーク内の複数のコンピュータで作業を行います。こうしたローミング ユーザーのユーザー プロファイルはネットワーク上のサーバーに格納され、そのユーザーがログオンしたときに、システムに読み込まれます。ユーザー プロファイルをローミング可能として扱うためには、オペレーティング システムが移動プロファイルをサポートしており、その機能が有効に設定されている必要があります。

使用例

次の例は、現在のユーザーのアプリケーション データが保存されるパスを MessageBox に表示します。

MsgBox(My.Computer.FileSystem.SpecialDirectories.CurrentUserApplicationData)

必要条件

名前空間 : Microsoft.VisualBasic.MyServices

クラスSpecialDirectoriesProxy (SpecialDirectories へのアクセスを提供します)

**アセンブリ :**Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)

プロジェクトの種類別の使用可/不可

アクセス許可

必要なアクセス許可を次に示します。

詳細については、「コード アクセス セキュリティ」および「アクセス許可の要求」を参照してください。

参照

参照

My.Computer.FileSystem.SpecialDirectories オブジェクト

SpecialDirectories.CurrentUserApplicationData