CDC::RestoreDC

更新 : 2007 年 11 月

デバイス コンテキストを nSavedDC で識別される直前の状態に復元します。

virtual BOOL RestoreDC(
   int nSavedDC 
);

パラメータ

  • nSavedDC
    復元するデバイス コンテキストを指定します。直前に SaveDC 関数を呼び出したときに返された値を指定できます。nSavedDC が -1 のときは、最後に保存されたデバイス コンテキストに復元されます。

戻り値

指定したコンテキストが復元された場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。

解説

RestoreDC 関数は、それより前に SaveDC メンバ関数の呼び出しによって作成されたスタックに保存した状態情報を取り出すことでデバイス コンテキストを復元します。

スタックには、複数のデバイス コンテキストの状態情報を保存できます。パラメータ nSavedDC で指定されたコンテキストがスタックの一番上にない場合、RestoreDC 関数は nSavedDC で指定されたデバイス コンテキストとスタックの一番上の間にあるすべての状態情報を削除します。削除された情報は失われます。

必要条件

ヘッダー : afxwin.h

参照

参照

CDC クラス

階層図

CDC::SaveDC

RestoreDC

その他の技術情報

CDC のメンバ