/DLL (DLL のビルド)

更新 : 2007 年 11 月

/DLL

解説

/DLL オプションは、DLL ファイルを主な出力ファイルとしてビルドします。通常、DLL ファイルには、ほかのプログラムから使用できるエクスポートが取り込まれています。エクスポートを指定するには、次の 3 とおりの方法 (推奨順) があります。

  1. ソース コードでキーワード __declspec(dllexport) を使う。

  2. .def ファイルで EXPORTS ステートメントを使う。

  3. LINK コマンドで、/EXPORT 指定を使う。

1 つのプログラムで複数の方法を使用できます。

別の方法としては、モジュール定義ステートメント LIBRARY を使って DLL をビルドできます。/BASE オプションと /DLL オプションを併用すると、LIBRARY ステートメントと同じ結果になります。

開発環境では、このオプションを指定しないでください。このオプションはコマンド ライン専用です。このオプションは、アプリケーション ウィザードを使って DLL プロジェクトを作成するときに設定します。

.dll をビルドする前の予備ステップでインポート ライブラリを作成する場合は、.dll をビルドするときに、インポート ライブラリのビルド時に渡したものと同じオブジェクト ファイル セットを渡す必要があることに注意してください。

Visual Studio 開発環境でこのリンカ オプションを設定するには

  1. プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。詳細については、「Visual C++ プロジェクトのプロパティの設定」を参照してください。

  2. [構成プロパティ] フォルダをクリックします。

  3. [全般] プロパティ ページをクリックします。

  4. [構成の種類] プロパティを変更します。

このリンカをコードから設定するには

参照

参照

リンカ オプションの設定

リンカ オプション