CWnd::OnCopyData
更新 : 2007 年 11 月
このメンバ関数は、別のアプリケーションにデータをコピーするときにフレームワークによって呼び出されます。
afx_msg BOOL OnCopyData(
CWnd* pWnd,
COPYDATASTRUCT* pCopyDataStruct
);
パラメータ
pWnd
データの送信元 CWnd へのポインタ。pCopyDataStruct
送信中のデータを保持する COPYDATASTRUCT 構造体へのポインタ。
戻り値
受信側アプリケーションが正常にデータを受け取った場合は TRUE を返します。それ以外の場合は FALSE を返します。
解説
受信側アプリケーションに渡すデータには、そのアプリケーションからアクセスできないオブジェクトへのポインタや参照を含めないでください。
データのコピー中に、送信側プロセスの別のスレッドでこのデータを変更しないでください。
受信側アプリケーションでは、このデータを上書きできません。パラメータ pCopyDataStruct が指す構造体は、データの転送中のみ有効です。ただし、受信側アプリケーションでは、この構造体に対応付けられているメモリを解放しないでください。
受信側アプリケーションが、この関数から制御を戻した後で受信データにアクセスする場合は、受信データをあらかじめローカル バッファにコピーしておく必要があります。
メモ : |
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このメンバ関数は、アプリケーションが Windows メッセージを処理できるようにするためにフレームワークによって呼び出されます。この関数に渡されるパラメータの値は、フレームワークがメッセージ受信時に受け取ったパラメータの値に基づいています。この関数の基本クラスの実装を呼び出した場合は、関数に渡したパラメータではなく、メッセージと共に渡されたパラメータ自体が使用されます。 |
必要条件
ヘッダー : afxwin.h