DECLARE_DISPATCH_MAP

更新 : 2007 年 11 月

OLE オートメーションをサポートするプログラムの CCmdTarget 派生クラスでは、メソッドやプロパティを公開するためにディスパッチ マップを用意する必要があります。

DECLARE_DISPATCH_MAP( )

解説

クラスの宣言の末尾に DECLARE_DISPATCH_MAP マクロを使用します。それから、クラスのメンバ関数を定義する .CPP ファイルで、BEGIN_DISPATCH_MAP マクロを使用します。その後、公開されたクラスのメソッドやプロパティ (DISP_FUNCTIONDISP_PROPERTY など) のそれぞれに対するマクロ エントリが含まれます。最後に END_DISPATCH_MAP マクロを使用します。

677zhdsw.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

DECLARE_DISPATCH_MAP の後にメンバを宣言する場合は、そのメンバの新しいアクセスの種類 (public、private、または protected のいずれか) を指定する必要があります。

アプリケーション ウィザードとコード ウィザードをオートメーション クラスの作成やディスパッチ マップの管理作業の補助として使用できます。ディスパッチ マップの詳細については、「オートメーション サーバー」を参照してください。

使用例

class CMyServerDoc : public COleServerDoc
{
   DECLARE_DISPATCH_MAP()

   // Remainder of class declaration omitted.

必要条件

ヘッダー : afxwin.h

参照

概念

MFC マクロとグローバル

参照

BEGIN_DISPATCH_MAP

END_DISPATCH_MAP

DISP_FUNCTION

DISP_PROPERTY

DISP_PROPERTY_EX

DISP_DEFVALUE

その他の技術情報

ディスパッチ マップ