TextFieldParser.ReadLine メソッド
更新 : 2007 年 11 月
現在の行を文字列として返し、カーソルを次の行に進めます。
' Usage
Dim value As String = TextFieldParserObject.ReadLine()
' Declaration
Public Function ReadLine() As String
戻り値
String
例外
例外がスローされる可能性のある状態を次に示します。
- 対象のファイルが存在しません (FileNotFoundException)。
解説
ReadLine メソッドは、解析を実行しません。区切られたフィールドの中に行末文字があれば、そこで行が終了すると解釈します。
ファイルの最後に到達した場合、Nothing を返します。
使用例
次のコード例は、ParserText.txt というファイルを読み取って、内容を Testfile.txt に書き込みます。
Using MyReader As New Microsoft.VisualBasic.FileIO.TextFieldParser("C:\ParserText.txt")
MyReader.TextFieldType = Microsoft.VisualBasic.FileIO.FieldType.Delimited
MyReader.Delimiters = New String() {","}
Dim currentRow As String
While Not MyReader.EndOfData
Try
currentRow = MyReader.ReadLine()
My.Computer.FileSystem.WriteAllText _
("C://testfile.txt", currentRow, True)
Catch ex As Microsoft.VisualBasic.FileIO.MalformedLineException
MsgBox("Line " & ex.Message & " is invalid. Skipping")
End Try
End While
End Using
Testfile.txt が存在しない場合、このファイルを WriteAllText メソッドを使って作成します。
この例では、フィールドを単一の文字列として書き込みます。各行が書き込み先のファイル内で単独の行として表示されるようにするため、VbCrLf 文字を各行の最後に追加します。
必要条件
名前空間 : Microsoft.VisualBasic.FileIO
クラス : TextFieldParser
アセンブリ : Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll 内)
アクセス許可
アクセス許可は不要です。
参照
概念
TextFieldParser オブジェクトによるテキスト ファイルの解析