DateValue 関数 (Visual Basic)
更新 : 2007 年 11 月
時刻情報が午前 0 時 (00:00:00) に設定された、文字列で表される日付情報を含む日付型 (Date) の値を返します。
Public Function DateValue(ByVal StringDate As String) As DateTime
パラメータ
- StringDate
必ず指定します。1 年 1 月 1 日 00:00:00 から 9999 年 12 月 31 日 23:59:59 までの日時の値を表す文字列 (String) 式。
例外
例外の種類 |
エラー番号 |
条件 |
---|---|---|
StringDate に無効な時刻情報が含まれています。 |
非構造化エラー処理を使用する Visual Basic 6.0 アプリケーションをアップグレードする場合は、「エラー番号」列を参照してください(エラー番号を Number プロパティ (Err オブジェクト) と照らし合わせます)。しかし、可能な限り、このエラー処理は Visual Basic の構造化例外処理の概要 で置き換えてください。
解説
StringDate に、有効な日付の区切り記号で区切られた 1 から 12 までの数字だけが含まれている場合、DateValue は、システムで設定された短い日付書式に従って月、日、年の順を認識します。DateValue は、System.Globalization 名前空間内の CultureInfo クラスの CurrentCulture プロパティの現在のカレンダーの設定を使用します。CurrentCulture の既定値は、コントロール パネルの設定によって決まります。短い日付書式は、System.Globalization 名前空間内の DateTimeFormatInfo クラスの ShortDatePattern プロパティを設定することでオーバーライドできます。
DateValue は、長い書式、省略形、および数値書式の月名を認識します。たとえば、DateValue は "1991/12/30" や "91/12/30" だけでなく、"平成 3 年 12 月 30 日" や "H3 - 12 - 30" などの形式も認識します。
引数 StringDate の年の部分を省略すると、DateValue 関数はシステムの日付を現在の年として使用します。
StringDate 引数に時刻情報が含まれる場合、DateValue は返される値に時刻情報を含めません。ただし、引数 StringDate に不正な時刻情報 (たとえば "89:98") を指定した場合は、InvalidCastException エラーが発生します。
使用例
次の例は、DateValue 関数を使って、文字列を日付に変換します。日付リテラルを使って、オブジェクト (Object) や日付型 (Date) の変数に日付を直接代入することもできます (たとえば oldDate = #2/12/69#)。
Dim oldDate As Date
oldDate = DateValue("February 12, 1969")
必要条件
名前空間 : Microsoft.VisualBasic
モジュール : DateAndTime
アセンブリ : Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)