CSocket::Create

更新 : 2007 年 11 月

ソケット オブジェクトを構築後、Create メンバ関数を呼び出して、Windows ソケットを作成し、オブジェクトに関連付けます。

BOOL Create(
   UINT nSocketPort = 0,
   int nSocketType = SOCK_STREAM,
   LPCTSTR lpszSocketAddress = NULL 
);

パラメータ

  • nSocketPort
    ソケットで使われる特定のポート。MFC にポートを選択させるときは 0 を指定します。

  • nSocketType
    SOCK_STREAM または SOCK_DGRAM

  • lpszSocketAddress
    接続したソケットのネットワーク アドレスが含まれている文字列へのポインタ。アドレスは、ドットで区切られた "128.56.22.8" のような数字列です。このパラメータに NULL 文字列を指定した場合、CSocket インスタンスは、すべてのネットワーク インターフェイス上でクライアントのアクティビティを待機します。

戻り値

成功した場合は 0 以外を返し、それ以外の場合は 0 を返します。固定のエラー コードは GetLastError を呼び出して取得できます。

解説

Create を呼び出した後、Bind を呼び出してソケットを特定のアドレスにバインドします。サポートされているソケット型は次のとおりです。

  • SOCK_STREAM   連続した、信頼性のある、全二重の、接続ベースのバイト ストリームを用意します。インターネット アドレス ファミリでは、伝送制御プロトコル (TCP) を使います。

  • SOCK_DGRAM   データグラムをサポートします。データグラムは接続を必要とせず、固定最大長 (通常は小さい) の信頼性の低いバッファです。インターネット アドレス ファミリでは、ユーザー データグラム プロトコル (UDP) を使います。このオプションを使うには、ソケットを CArchive オブジェクトと共に使用しないでください。

    7h61d04c.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    Accept メンバ関数には、新しい空の CSocket オブジェクトへの参照をパラメータとして渡します。Accept を呼び出す前に、このオブジェクトを構築します。このソケット オブジェクトがスコープ外に出ると、接続は閉じられます。このソケット オブジェクトを新規作成するときに、Create を呼び出さないでください。

ストリーム ソケットとデータグラム ソケットの詳細については、「Windows ソケット : 予備知識」、「Windows ソケット : ポートとソケット アドレス」、および「Windows ソケット : アーカイブ付きソケットの使用」を参照してください。

必要条件

ヘッダー : afxsock.h

参照

参照

CSocket クラス

階層図

CAsyncSocket::Create

CAsyncSocket::Bind

その他の技術情報

CSocket のメンバ