ロール管理クラス

更新 : 2007 年 11 月

ロール管理は、現在のユーザーのロールを作成してロール情報を管理するクラスとインターフェイスのセットで構成されます。ロール管理クラス、およびこれらの機能を次の表に示します。

クラス/インターフェイス

機能

Roles

ロールの一般的な管理機能を提供します。

ロールを作成します。

ユーザーをロールに追加します。

特定のユーザーがロールに属するかどうかを確認します。

ユーザーのロールを取得します。

ユーザーをロールから削除します。

ロール情報を含む Cookie を管理します。

8kdaxe50.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :
WindowsTokenRoleProvider を使用している場合、ロールを作成してユーザーをこれらのロールに割り当てる機能は使用できません。その場合は、Windows を使用してロール情報を管理してください。

RoleProvider

ロール管理サービスで使用できるデータ プロバイダの機能を定義します。

プロバイダが実装する必要のある、Roles クラスで使用される機能を定義します。

RoleManagerModule

ロール情報を現在の User プロパティに追加します。

自動的に RolePrincipal を作成し、これを現在のコンテキストに追加します。

ロールを現在のユーザー コンテキストに追加するプロセスをカスタマイズできる GetRoles イベントを発生させます。

RoleManagerEventArgs

RoleManager_GetRoles イベントに渡される引数を定義します。

GetRoles イベント中に現在のユーザー コンテキストへのアクセスを提供します。

RolePrincipal

IPrincipal オブジェクトとして動作し、ユーザーのロールをキャッシュします。

現在のユーザーのロール情報を格納します。

Cookie またはデータベース (または必要に応じて両方) からのロール情報の検索を管理します。

RoleService

Windows Communication Framework サービスとしてロールにアクセスできます。

ユーザーが指定のロールに所属しているかどうかを調べます。

ユーザーのすべてのロールを取得します。

8kdaxe50.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :
一般的なロール管理機能は、RoleService クラスからは利用できません。

参照

概念

ロール管理について

ロール管理プロバイダ

Windows Communication Foundation のロール サービスの概要

その他の技術情報

ASP.NET Web サイトのセキュリティ