方法 : 直線を接合する
更新 : 2007 年 11 月
直線の接合部とは、2 本の直線の端が交わることによって形成される共通領域のことです。GDI+ では、直線の接合スタイルとして、鋭角、面取り、および角丸の 3 つのスタイルを提供しています。直線の接合スタイルは、Pen クラスのプロパティです。Pen オブジェクトに対して直線の接合スタイルを指定すると、そのペンで描画された GraphicsPath オブジェクト内の連結されたすべての直線に対して、その接合スタイルが適用されます。
直線の面取り接合の結果を次の図に示します。
使用例
直線の接合スタイルを指定するには、Pen クラスの LineJoin プロパティを使用します。水平方向の直線と垂直方向の直線の接合部に面取り接合スタイルを適用する例を次に示します。次のコードで LineJoin プロパティに割り当てられた値 Bevel は、LineJoin 列挙体のメンバです。LineJoin 列挙体のその他のメンバには、Miter および Round があります。
Dim path As New GraphicsPath()
Dim penJoin As New Pen(Color.FromArgb(255, 0, 0, 255), 8)
path.StartFigure()
path.AddLine(New Point(50, 200), New Point(100, 200))
path.AddLine(New Point(100, 200), New Point(100, 250))
penJoin.LineJoin = LineJoin.Bevel
e.Graphics.DrawPath(penJoin, path)
GraphicsPath path = new GraphicsPath();
Pen penJoin = new Pen(Color.FromArgb(255, 0, 0, 255), 8);
path.StartFigure();
path.AddLine(new Point(50, 200), new Point(100, 200));
path.AddLine(new Point(100, 200), new Point(100, 250));
penJoin.LineJoin = LineJoin.Bevel;
e.Graphics.DrawPath(penJoin, path);
コードのコンパイル方法
前述の例は Windows フォームと一緒に使用することが想定されていて、Paint イベント ハンドラのパラメータである PaintEventArgs e が必要です。