MFC ActiveX コントロール : メソッドからのエラー コードのリターン

更新 : 2007 年 11 月

ここでは、ActiveX コントロールのメソッドからエラー コードを返す方法について説明します。

メソッド内でエラーが発生したことを通知するには、COleControl::ThrowError メンバ関数を使用します。この関数は、SCODE (ステータス コード) をパラメータとして使用します。定義済みの SCODE を使用することも、SCODE を新たに定義することもできます。

961bstsw.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

ThrowError は、プロパティの Get/Set 関数またはオートメーションのメソッドからエラーを返す場合だけに使用します。これ以外の場合、スタック上に適切な例外ハンドラは存在しません。

一般的な定義済みの SCODE には、COleControl::SetNotSupportedCOleControl::GetNotSupportedCOleControl::SetNotPermitted などのヘルパ関数があります。

定義済みの SCODE の一覧およびカスタム SCODE の定義方法については、「MFC ActiveX コントロール : 高度なトピック」の「ActiveX コントロールにおけるエラー処理」を参照してください。

コードのほかの部分で発生した例外の報告については、「MFC ActiveX コントロール : 高度なトピック」の「COleControl::FireError」および「ActiveX コントロールにおけるエラー処理」を参照してください。

参照

概念

MFC ActiveX コントロール