方法 : Visual Basic で利用可能なシリアル ポートを表示する
更新 : 2007 年 11 月
このトピックでは、My.Computer.Ports を使用して、コンピュータで利用可能なシリアル ポートを Visual Basic で表示する方法を説明します。
使用するポートをユーザーが選択できるようにするために、シリアル ポートの名前を ListBox コントロールに格納します。
使用例
この例では、My.Computer.Ports.SerialPortNames プロパティが返すすべての文字列に対してループします。これらの文字列は、コンピュータで利用可能なシリアル ポートの名前です。
通常は、利用可能なシリアル ポートの一覧から、アプリケーションで使用するシリアル ポートをユーザーが選択します。この例では、シリアル ポートの名前を ListBox コントロールに格納しています。詳細については、「ListBox コントロール (Windows フォーム)」を参照してください。
Sub GetSerialPortNames()
' Show all available COM ports.
For Each sp As String In My.Computer.Ports.SerialPortNames
ListBox1.Items.Add(sp)
Next
End Sub
このコードの例は、IntelliSense コード スニペットとしても利用できます。コード スニペット ピッカーでは、これは [接続とネットワーク] にあります。詳細については、「方法 : コードにスニペットを挿入する (Visual Basic)」を参照してください。
コードのコンパイル方法
この例で必要な要素は次のとおりです。
System.Windows.Forms.dll に対するプロジェクト参照が必要です。
System.Windows.Forms 名前空間のメンバに対するアクセスが必要です。コード内でメンバ名を完全修飾していない場合は、Imports ステートメントを追加します。詳細については、「Imports ステートメント (.NET 名前空間および型)」を参照してください。
フォーム上に ListBox1 という名前の ListBox コントロールが必要です。
堅牢性の高いプログラム
利用可能なシリアル ポートの名前は、必ずしも ListBox コントロールに表示しなくてもかまいません。ComboBox コントロールやその他のコントロールを使用することもできます。ユーザーからの応答が必要ないアプリケーションの場合は、TextBox コントロールを使用して情報を表示できます。
メモ : |
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My.Computer.Ports.SerialPortNames が返すポート名は、Windows 98 での実行時には正しくない場合があります。アプリケーション エラーを防ぐためには、ポート名を使用してポートを開くときに、Try...Catch...Finally ステートメントや Using ステートメントなどの例外処理を使用します。 |
参照
処理手順
方法 : Visual Basic で、シリアル ポートに接続されているモデムをダイヤルする
方法 : Visual Basic でシリアル ポートに文字列を送信する
方法 : Visual Basic でシリアル ポートから文字列を受信する