ファイル処理 (Visual Basic 6.0 ユーザー向け)
更新 : 2007 年 11 月
Visual Basic 2008 では、以前のバージョンの Visual Basic のファイル入出力関数との互換性を保ちつつ、ファイル処理機能が拡張されています。
Visual Basic 6.0
Visual Basic 6.0 では、Open、Input、Output、Append などのさまざまなファイル入出力関数を使用してファイル処理を行います。FileSystemObject オブジェクトにより、オブジェクト指向的な方法でファイルを扱うことができます。
Visual Basic 2008
Visual Basic 2008 では、My.Computer.FileSystem オブジェクトを通じてファイル処理を行います。さらに、System.IO.File クラスには、従来の Visual Basic のファイル入出力関数との互換性を持つ関数が用意されています。
FileStream クラスを使うと、標準の入出力ファイル、およびエラー デバイスにアクセスできます。
次の表に、Visual Basic 2008 で使用できる My.Computer.FileSystem オブジェクトのメンバの一覧を示します。
メンバ |
説明 |
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適切な形式の組み合わせたパスを String として返します。 |
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ディレクトリをコピーします。 |
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ファイルをコピーします。 |
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現在のディレクトリを取得または設定します。 |
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ディレクトリを作成します。 |
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ディレクトリを削除します。 |
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ファイルを削除します。 |
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ディレクトリが存在するかどうかを示す Boolean を返します。 |
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すべての使用可能なドライブの名前を読み取り専用コレクションとして返します。 |
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ファイルが存在するかどうかを表す Boolean を返します。 |
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指定されたテキストが含まれるファイル名を読み取り専用の文字列コレクションとして返します。 |
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ディレクトリ内にあるサブディレクトリのパス名を String コレクションとして返します。 |
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指定されたパスの DirectoryInfo オブジェクトを返します。 |
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指定されたパスの DriveInfo オブジェクトを返します。 |
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指定されたパスの FileInfo オブジェクトを返します。 |
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ディレクトリ内にあるファイルの名前を読み取り専用の String コレクションとして返します。 |
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指定されたパスの親の絶対パスを String として返します。 |
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一意の名前を持つ 0 バイトの一時ファイルをディスク上に作成し、そのファイルの完全パスを返します。 |
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指定された位置にディレクトリを移動します。 |
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指定された位置にファイルを移動します。 |
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TextFieldParser を開きます。 |
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TextReader を開きます。 |
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TextWriter を開きます。 |
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バイナリ ファイルからデータを読み取ります。 |
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テキスト ファイルからデータを読み取ります。 |
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ディレクトリの名前を変更します。 |
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ファイルの名前を変更します。 |
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頻繁に参照されるディレクトリにアクセスするためのプロパティを備えたオブジェクトを取得します。 |
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バイナリ ファイルに書き込みます。 |
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テキスト ファイルに書き込みます。 |
参照
概念
TextFieldParser オブジェクトによるテキスト ファイルの解析
参照
My.Computer.FileSystem.SpecialDirectories オブジェクト