SetAttr 関数

更新 : 2007 年 11 月

ファイルの属性情報を設定します。

My 機能を使用すると、SetAttr を使用するよりもファイル I/O 処理の生産性とパフォーマンスが格段に向上します。詳細については、「My.Computer.FileSystem オブジェクト」を参照してください。

Public Sub SetAttr( _
    ByVal PathName As String, _
    ByVal Attributes As FileAttribute _
)

パラメータ

  • PathName
    必ず指定します。ファイル名を指定する文字列 (String) 式です。PathName にはディレクトリ名またはフォルダ名、およびドライブ名も含めて指定できます。

  • Attributes
    必ず指定します。定数または数式を指定します。その合計でファイル属性を指定します。

設定

引数 Attributes の列挙型値は次のようになります。

定数

説明

Normal

vbNormal

標準ファイル (既定値)。

ReadOnly

vbReadOnly

読み取り専用です。

Hidden

vbHidden

隠しファイル。

System

vbSystem

システム ファイル。

Volume

vbVolume

ボリューム ラベル。

Directory

vbDirectory

ディレクトリまたはフォルダ。

Archive

vbArchive

前回のバックアップ以降に変更されているファイル。

Alias

vbAlias

他の名前が付いているファイル。

a5wx7516.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

ここに示した列挙型値は、Visual Basic 言語で設定されています。これらの名前は、実際の値の代わりにコード内のどの部分でも使用できます。

例外

例外の種類

エラー番号

状態

ArgumentException

52

PathName が無効です。または存在していません。

ArgumentException

5

Attribute の型が無効です。

非構造化エラー処理を使用する Visual Basic 6.0 アプリケーションをアップグレードする場合は、「エラー番号」列を参照してください(エラー番号を Number プロパティ (Err オブジェクト) と比較することもできます)。ただし、可能であれば、このようなエラー制御は Visual Basic の構造化例外処理の概要 に置き換えることを検討してください。

解説

開いたファイルの属性を設定しようとすると、実行時エラーが発生します。

使用例

SetAttr 関数を使って、ファイルの属性を設定するコード例を次に示します。

' Set hidden attribute.
SetAttr("TESTFILE", vbHidden)   
' Set hidden and read-only attributes.
SetAttr("TESTFILE", vbHidden Or vbReadOnly)

スマート デバイス開発者のためのメモ

この関数はサポートされていません。

必要条件

名前空間 : Microsoft.VisualBasic

モジュール : FileSystem

アセンブリ : Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)

参照

参照

FileAttr 関数

GetAttr 関数

ArgumentException

FileAttribute 列挙型

My.Computer.FileSystem オブジェクト