方法 : Windows フォームの ToolTip コンポーネントの遅延時間を変更する

更新 : 2007 年 11 月

Windows フォームの ToolTip コンポーネントには、遅延時間を設定するプロパティが複数あります。これらのプロパティの単位はすべてミリ秒です。InitialDelay プロパティは、ツールヒント文字列が表示されるまでにユーザーがコントロールをポイントし続ける時間を決定します。ReshowDelay プロパティは、1 つのコントロールから別のコントロールにマウスを移動したときに次のツールヒント文字列が表示されるまでにかかる時間を、ミリ秒単位で設定します。AutoPopDelay プロパティは、ツールヒント文字列が表示されている時間の長さを決定します。これらの値は個別に設定したり、AutomaticDelay プロパティの値で設定したりできます。他の遅延時間プロパティは、AutomaticDelay に割り当てた値に基づいて設定されます。たとえば、AutomaticDelay の値を N に設定した場合、InitialDelay は N に、ReshowDelayAutomaticDelay の値を 5 で割った値 (N/5) に、AutoPopDelayAutomaticDelay プロパティの値に 5 を掛けた値 (5N) に設定されます。

遅延時間を設定するには

  • 次の例に示すように、各プロパティを設定します。

    ToolTip1.InitialDelay = 500
    ToolTip1.ReshowDelay = 100
    ToolTip1.AutoPopDelay = 5000
    
    ToolTip1.InitialDelay = 500;
    ToolTip1.ReshowDelay = 100;
    ToolTip1.AutoPopDelay = 5000;
    
    ToolTip1.set_InitialDelay(500);
    ToolTip1.set_ReshowDelay(100);
    ToolTip1.set_AutoPopDelay(5000);
    
    toolTip1->InitialDelay = 500;
    toolTip1->ReshowDelay = 100;
    toolTip1->AutoPopDelay = 5000;
    

参照

処理手順

方法 : デザイン時に Windows フォームのコントロールにツールヒントを設定する

参照

ToolTip コンポーネントの概要 (Windows フォーム)

その他の技術情報

ToolTip コンポーネント (Windows フォーム)