Windows Mobile デバイスのセキュリティの構成
更新 : 2007 年 11 月
デバイスのセキュリティ モデルは、セキュリティ設定のセットと、デバイスの証明書ストアに存在する証明書で構成されます。セキュリティ モデルは、アプリケーションの実行またはインストールが可能かどうか、および実行またはインストールするアプリケーションの信頼レベルを決定します。詳細については、「デバイスのセキュリティがアプリケーションの実行に与える影響」を参照してください。
開発者は、主に次の理由で、デバイスのセキュリティ構成を変更する必要があります。
さまざまなデバイスの仮のセキュリティ設定をシミュレートするため。
アプリケーションを実行できるようにするため。
デバイスのセキュリティ構成を元の状態にリセットするため。
デバイスのセキュリティ構成は、Visual Studio 統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) から、またはコマンド プロンプトで RapiConfig.exe 構成ツールを使用して管理できます。
デバイス セキュリティ マネージャ
デバイス セキュリティ マネージャは、次のタスクの実行を可能にするグラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI: Graphical User Interface) です。
接続先のデバイスまたはエミュレータのセキュリティ設定を表示または変更する。
標準的なセキュリティ構成をデバイスに適用する。
接続先のデバイスにカスタム構成を適用する。
デバイスのセキュリティ構成の設定をデスクトップ コンピュータにエクスポートする。
開発用コンピュータからデバイスの証明書ストアに証明書を追加する。
デバイスの証明書ストアから証明書を削除する。
デバイス セキュリティ マネージャを起動するには、[ツール] メニューの [デバイス セキュリティ マネージャ] をクリックします。既定では、デバイス セキュリティ マネージャは、[セキュリティ構成] ペインを表示します。[証明書管理] ペインに切り替えるには、[証明書の管理] をクリックします。詳細については、「デバイスのセキュリティ構成の概要」および「デバイスの証明書管理の概要」を参照してください。
RapiConfig.exe
RapiConfig.exe は、デバイスのプロビジョニングとクエリを実行できるデスクトップ構成ツールです。詳細については、「方法 : コマンド プロンプトから Windows Mobile デバイスにセキュリティを構成する」を参照してください。