CTreeCtrl::SetAutoscrollInfo
更新 : 2007 年 11 月
現在のツリー ビュー コントロールの自動スクロール速度を設定します。
BOOL SetAutoscrollInfo(
UINT uPixelsPerSec,
UINT uUpdateTime
);
パラメータ
パラメータ |
説明 |
---|---|
[入力] uPixelsPerSec |
スクロールする 1 秒あたりのピクセル数。 |
[入力] uUpdateTime |
コントロールの更新間隔。 |
戻り値
常に true を返します。
解説
自動スクロール パラメータは、現在表示されていない項目をスクロールして表示するために使用します。ツリー ビュー コントロールには、TVS_EX_AUTOHSCROLL 拡張スタイルを設定する必要があります。この拡張スタイルについては、「Tree-View Control Extended Styles」を参照してください。
このメソッドは、TVM_SETAUTOSCROLLINFO メッセージを送信します。このメッセージについては、Windows SDK を参照してください。
必要条件
ヘッダー : afxcmn.h
このメソッドは Windows XP 以降でサポートされています。
このメソッドに関するその他の要件については、「Windows Vista コモン コントロールの作成要件」を参照してください。
使用例
次のコード例では、現在のツリー ビュー コントロールへのアクセスに使用される変数 m_treeCtrl を定義しています。コード例では、符号なし整数といくつかの HTREEITEM 変数も定義しています。これらの変数は、次の例で使用されます。
public:
// Variable to access tree control.
CTreeCtrl m_treeCtrl;
// Variable to access splitbutton control.
CSplitButton m_splitbutton;
// Accessibility identifier
UINT accIdUS;
// HTREEITEMs
HTREEITEM hCountry;
HTREEITEM hPA;
HTREEITEM hWA;
次のコード例では、現在のツリー ビュー コントロールの自動スクロール動作を設定します。ここには示されていないコード例の前半では、ルート ノードである米国ノード、ペンシルバニア州とワシントン州を表すサブノード、およびこれらの州の都市を表すツリー アイテムから構成されるツリー ビューを作成しました。ツリー ビュー コントロールが自動的にスクロールしてフォーカスのあるツリー アイテムが表示されるように、ツリー ビュー コントロールの幅を意図的に狭くしています。コード例では、ツリー アイテムがビューに表示されるまで、5 秒間隔で毎秒 30 ピクセル自動スクロールするようにツリー ビュー コントロールを設定しています。
// Scroll 30 pixels/sec and redraw every 5 seconds.
m_treeCtrl.SetAutoscrollInfo( 30, 5 );
参照
参照
Tree-View Control Extended Styles