XML ドキュメント リテラル

更新 : 2007 年 11 月

XDocument オブジェクトを表すリテラルです。

<?xml version="1.0" [encoding="encoding"] [standalone="standalone"] ?>
[ piCommentList ]
rootElement
[ piCommentList ]

指定項目

  • encoding
    省略可能です。ドキュメントが使用するエンコーディングを宣言するリテラル テキスト。

  • standalone
    省略可能です。リテラル テキスト。"yes" または "no" を指定する必要があります。

  • piCommentList
    省略可能です。XML 処理命令と XML コメントの一覧。形式は次のとおりです。

    piComment [ piComment ... ]

    各 piComment は次のいずれかです。

  • rootElement
    必ず指定します。ドキュメントのルート要素。次のいずれかの形式です。

    詳細については、「XML での埋め込み式」を参照してください。

戻り値

XDocument オブジェクト。

解説

XML ドキュメント リテラルは、リテラルの先頭にある XML 宣言で識別されます。各 XML ドキュメント リテラルのルート XML 要素は 1 つだけである必要がありますが、XML 処理命令と XML コメントはいくつでもかまいません。

XML ドキュメント リテラルは、XML 要素の中では使用できません。

Bb385195.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

XML リテラルは、行継続文字なしで複数の行に記述できます。これにより、XML ドキュメントから内容をコピーし、Visual Basic プログラムに直接貼り付けることができます。

Visual Basic コンパイラは、XML ドキュメント リテラルを、XDocument コンストラクタと XDeclaration コンストラクタの呼び出しに変換します。

使用例

次の例では、XML 宣言、処理命令、コメント、および別の要素を格納する要素がある XML ドキュメントを作成します。

Dim libraryRequest As XDocument = _
    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
    <?xml-stylesheet type="text/xsl" href="show_book.xsl"?>
    <!-- Tests that the application works. -->
    <books>
        <book/>
    </books>
Console.WriteLine(libraryRequest)

参照

概念

XML での埋め込み式

参照

XML 処理命令リテラル

XML コメント リテラル

XML 要素リテラル

XElement

XProcessingInstruction

XComment

XDocument

その他の技術情報

XML リテラル

Visual Basic での XML の作成