マネージ コードのコード分析プロパティ

更新 : 2007 年 11 月

コード分析がプロジェクトの各構成でコードを分析する際に使用する規則を構成できます。さらに、サードパーティ ツールによって生成されプロジェクトに追加されたコードから警告が表示されないように、コード分析に指定できます。

[コード分析] プロパティ タブ

[コード分析] プロパティ タブには、プロジェクトのコード分析の構成設定がすべて含まれています。ソリューション エクスプローラでプロジェクトの [コード分析] プロパティ タブを開くには、プロジェクトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[コード分析] タブを選択します。

Bb385906.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

[コード分析] プロパティ タブは、Web サイト プロジェクトには適用されません。ただし、[分析] メニューの [コード分析の構成] をクリックして、Web サイト プロジェクトのコード分析の構成を変更できます。

プロジェクトの構成とプラットフォーム

[構成] の一覧と [プラットフォーム] の一覧を使用すると、プロジェクトの構成とプラットフォームの組み合わせによって、異なるコード分析の設定を適用できます。たとえば、デバッグ ビルドではプロジェクトにある規則セット、リリース ビルドでは別の規則セットを適用するようにコード分析に指定できます。

コード分析の有効化

[ビルドに対するコード分析の有効化 (CODE_ANALYSIS 定数を定義)] チェック ボックスを使用すると、プロジェクトに対するコード分析を有効にするか無効にするかを一度に選択できます。[構成] の一覧と併用することで、たとえば、デバッグ ビルドではコード分析を無効にし、リリース ビルドではコード分析を有効にすることもできます。

コード分析は、コードの品質を高め、一般的な落とし穴を回避できるように設計されています。そのため、コード分析を無効にするかどうかは慎重に検討してください。通常は、プロジェクトに適用されない規則カテゴリまたは個々の規則を無効にすることをお勧めします。

生成されたコード

マネージ コード コンパイラでは、多くの場合、迅速にコードを開発できるようにプロジェクトに追加されるコードが生成されます。さらに、開発者は、短時間でアプリケーションを開発するのに役立つサードパーティ ツールを使用することがよくあります。これらのツールでも、プロジェクトに追加されるコードが生成されます。

生成されたコード内でコード分析が検出した規則違反が表示される場合があります。ただし、違反を含むコードを表示および保持できない場合は、違反が表示されないことがあります。

[生成されたコードから結果を表示しない] チェック ボックスを使用すると、サードパーティ ツールで生成されたコードからコード分析の警告を表示するかどうかを選択できます。

Bb385906.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

コード分析のエラーおよび警告がフォームやテンプレートで表示される場合、このオプションを使用すると、生成されたコードからこのエラーおよび警告が表示されなくなります。フォームまたはテンプレートのソース コードは表示することも保持することもできます。

ただし、Web サイト プロジェクトを使用する場合は、[生成されたコードから結果を表示しない] チェック ボックスは使用できません。

規則の設定

[コード分析] プロパティ タブには、規則カテゴリのビューがあります。このビューを展開すると、各カテゴリの下に規則を表示できます。規則の隣にあるチェック ボックスがオンになっている場合、その規則は有効です。カテゴリ名の隣にあるチェック ボックスをオンまたはオフにすることで、カテゴリ内のすべての規則を有効または無効にすることができます。

既定では、コード分析規則の違反は Visual Studio の [エラー一覧] に警告として表示されます。規則または規則カテゴリに関連付けられた [警告をエラーとして扱う] チェック ボックスをオンにして、警告をエラーとして表示するように個別に決定できます。

規則カテゴリとそれに含まれる規則の詳細については、「マネージ コードの警告に対応するコードの解析」を参照してください。

参照

概念

C/C++ のコード分析プロパティ

その他の技術情報

マネージ コードの警告に対応するコードの解析