リボン コントロールのサンプル

  • [アーティクル]

更新 : 2007 年 11 月

Bb386198.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

このサンプルは Microsoft Office Excel 2007 でのみ動作します。

このサンプルでは、Microsoft Office Excel ワークシートのリボンに表示されるカスタム タブの作成方法を示します。このカスタム リボンでは、Visual Studio ツールボックスの [Office リボン コントロール] グループで利用できる大部分のコントロールを例示します。これらのコントロールの使用の詳細については、「リボン デザイナ」を参照してください。

Bb386198.alert_security(ja-jp,VS.90).gifセキュリティに関するメモ :

このサンプル コードは概念を示すことが目的であり、その概念に関連する部分だけを示しています。このコードは実行環境のセキュリティ要件を満たしていない可能性があり、このままの状態で使用することはできません。セキュリティ関連のコードやエラー処理コードを追加し、プロジェクトのセキュリティと堅牢性を高めることをお勧めします。Microsoft は、このサンプル コードを "現状のまま" 提供しており、一切保証しません。

サンプル プロジェクトをコンピュータにインストールする方法については、「方法 : ヘルプにあるサンプル ファイルをインストールして使用する」を参照してください。

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このサンプルを実行するには

  1. F5 キーを押します。

  2. Excel ワークシートが表示されます。ワークシートのリボンに Ribbon Control Sample という名前のカスタム タブが表示されます。

    このリボンには、その他のタブは表示されません。カスタム リボンの StartFromScratch プロパティが true に設定されているためです。

必要条件

このサンプルには、次のアプリケーションが必要です。

  • Visual Studio Tools for Office.

  • Microsoft Office Excel 2007

使用例

このサンプルでは、次の概念を示します。

  • リボン (ビジュアル デザイナ) 項目テンプレートを使用して、タブをカスタマイズします。

  • すべての組み込みタブ、および Office メニュー上のほとんどのコマンドを非表示にし、このリボン項目で定義されているカスタマイズのみを表示します。

  • リボン デザイナにカスタム グループとカスタム コントロールを追加します。

  • リボン上のコントロールのイベントを処理します。

  • 実行時にコントロールのプロパティを変更します。

  • 実行時にメニューにコントロールを動的に追加します。

  • 実行時にギャラリに項目を動的に追加します。

  • リボン上のボタンを使用して、操作ウィンドウ コントロールを表示または非表示にします。

[Working with Sheets] グループ

カスタム リボンの [Working with Sheets] グループに表示されるコントロールについて、次の表で説明します。

コントロール

説明

操作 / 結果

Show Actions Pane

押された状態または押されていない状態で表示されるトグル ボタン。

[Show Actions Pane] をクリックします。

ワークシートの横に操作ウィンドウが表示されます。

もう一度 [Show Actions Pane] をクリックして、操作ウィンドウを非表示にします。

Face ボタン

ボタン グループに 3 つのボタンが含まれています。これらのボタンは相互に関連しているため、1 つのボタン グループに追加されています。ボタン グループ内のボタンは、光沢のある外観で表示されます。

いずれかの Face ボタンをクリックします。

セル A1 に、対応するイメージが表示されます。

Alignment

分割ボタン。分割ボタンは、メニューを備えたボタンです。[Alignment] 分割ボタンのメニューには、3 つのボタンが含まれています。[Alignment] 分割ボタンの OfficeImageId プロパティには、配置に使用する Office の組み込みコントロールの ID が設定されます。

[Alignment] 分割ボタン メニューで、[Right Align]、[Left Align]、または [Center Align] をクリックします。

セル A3 に表示されるテキストが、右揃え、左揃え、または中央揃えになります。

Color

選択可能な、色付けされた球体の配列を表すギャラリ。

[Color] をクリックし、ギャラリから色を選択します。

選択した色の球体がセル A6 に表示されます。

FormatChart

グラフ形式の一覧を含むドロップ ダウン コントロール。コンボ ボックスとは異なり、ドロップ ダウン コントロールに選択内容を入力することはできません。

[Format Chart] をクリックし、一覧から形式を選択します。

ワークシートに表示されるグラフの形式が、選択した形式と一致するように変更されます。

MRU Find

コンボ ボックス。選択を入力または選択できます。

[MRU Find] コンボ ボックスをクリックし、一覧からテキストを選択します。

または

[MRU Find] コンボ ボックスにテキストを入力し、Enter キーを押します。

ワークシート内のテキストの位置を示すメッセージ ボックスが表示されます。

[Building Dynamic Menu] グループ

カスタム リボンの [Building a Dynamic Menu] グループに表示されるコントロールについて、次の表で説明します。

コントロール

説明

操作 / 結果

Dynamic Menu

メニュー。メニューは、他のリボン コントロールを含むことのできるドロップダウン リストです。

このメニューの Dynamic プロパティは、true に設定されています。これにより、実行時にメニューを動的に更新できるようになります。

[Dynamic Menu] をクリックし、コントロールのメニューを表示します。

CheckBox、DropDown、SubMenu、Gallery、Button、Separator

一連のチェック ボックス。チェック ボックスをオンまたはオフにして、オプションを有効または無効にできます。

各チェック ボックスは、[Dynamic Menu] に追加できるリボン コントロールを表します。

任意のチェック ボックスをクリックして、[Dynamic Menu] にリボン コントロールを追加します。

参照

処理手順

チュートリアル : リボン デザイナを使用したカスタム タブの作成

チュートリアル : 実行時のリボン コントロールの更新

方法 : リボンのカスタマイズの概要

概念

リボンの概要

その他の技術情報

Office 開発のサンプルとチュートリアル