EntitySet 要素 (EntityContainer CSDL)

エンティティ データ モデル (EDM) では、概念スキーマ定義言語 (CSDL) の EntitySet 要素が、概念スキーマから構築されるクラス内の型を指定します。

定義するオブジェクト モデルには、そのモデルに基づいて構築されたアプリケーションのデータを格納するために、プログラミング可能なクラスとストレージ構造の両方が必要です。マッピング スキーマ言語 (MSL) の EntitySetMapping は、CSDL で定義された EntitySet を、ストア スキーマ定義言語 (SSDL) でストレージ構造が記述された EntitySet に関連付けます。

次の CSDL 構文では、Department という名前の EntitySet を宣言しています。この EntitySetHumanResources という名前の EntityContainer の一部です。この EntityContainer は、AdventureWorksHRModel スキーマで定義されていますが、独立した要素です。EntitySet 要素は Name を割り当て、このセットの指定に含まれているエンティティの EntityType を識別します。

このスキーマからオブジェクト モデルを構築するときに、Department 型のエンティティはアプリケーション コードによってインスタンス化できます。完全を期すために、EntityType は、EntityContainerEntitySet の後に宣言します。

  <EntityContainer Name="HumanResources">
    <EntitySet Name="Department"
                 EntityType="AdventureWorksHRModel.Department" />

    <!-- Other EntitySet and AssociationSet tags omitted. -->
  </EntityContainer>


  <EntityType Name="Department" 
    <Key>
        <PropertyRef Name="DepartmentID">
    </Key>
    <Property Name="DepartmentID" Type="Int16" Nullable="false" />
    <Property Name="Name" Type="String" Nullable="false"  />
    <Property Name="GroupName" Type="String" Nullable="false" />
    <Property Name="ModifiedDate" Type="DateTime" Nullable="false" />
  </EntityType>

参照

概念

EntitySet 要素 (EntityContainer SSDL)
EntitySetMapping 要素 (MSL)
AdventureWorks Complete Model (EDM)