.NET Compact Framework の LINQ

更新 : 2007 年 11 月

統合言語クエリ (LINQ: Language-Integrated Query) は、.NET Compact Framework に対して汎用目的のクエリ機能を追加します。この機能は、リレーショナル データベース、XML データ、メモリ内オブジェクトなど、情報の各種ソースに対して適用されます。この機能を使用すると、.NET Compact Framework は、プログラミング言語にリレーショナル機能や XML 固有の機能を追加せずに、情報の各種ソースに対してクエリを実行できます。

Bb397834.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

LINQ は、.NET Compact Framework version 3.5 およびそれ以降のバージョンでサポートされています。

LINQ は、汎用目的の標準クエリ演算子を定義します。これを使用して、統合言語クエリ、設定、変換の操作を内部または外部のデータに対して実行できます。標準クエリ演算子を使用すると、任意の IEnumerable<T> ベースの情報ソースに対してクエリを適用できます。

.NET Compact Framework の LINQ には、LINQ (デスクトップ) 機能のサブセットが含まれています。.NET Framework の LINQ と .NET Compact Framework の LINQ との間には、以下のような相違があります。

  • .NET Compact Framework では、標準クエリ演算子だけがサポートされています。LINQ to DataSet がサポートされ、DataSetDataTable の LINQ サポートを提供します。

  • .NET Compact Framework では、LINQ to XML がサポートされます (XPath 拡張を除きます)。

LINQ の詳細については、Microsoft Developer Network (MSDN) の LINQ Project Web サイトを参照してください。

参照

その他の技術情報

.NET Compact Framework でのデータ アクセスと XML サポート