LINQ と文字列

更新 : 2007 年 11 月

LINQ を使用すると、文字列および文字列のコレクションの照会と変換を行うことができます。これは、テキスト ファイルの半構造化されたデータを扱う場合に特に便利です。LINQ クエリは、従来の文字列関数や正規表現と組み合わせることができます。たとえば、Split メソッドまたは Split メソッドを使用して文字列の配列を作成し、LINQ を使用してこれを照会または変更できます。LINQ クエリの where 句では、IsMatch メソッドを使用できます。また、LINQ を使用して、正規表現で返された MatchCollection の結果を照会または変更することもできます。

ここで説明する方法は、半構造化されたテキスト データを XML に変換するためにも使用できます。詳細については、「方法 : CSV ファイルから XML を生成する」を参照してください。

このセクションで示す例は、次の 2 つのカテゴリに分類されます。

テキストのブロックの照会

テキスト ブロックを照会、分析、および変更するには、Split メソッドまたは Split メソッドを使用して、テキスト ブロックを短い文字列から成るクエリ可能な配列に分割します。ソース テキストを単語、文、段落、ページ、またはその他の基準で分割できます。クエリのニーズに応じて、さらに細かく分割することもできます。

テキスト形式の半構造化されたデータの照会

テキスト ファイルにはさまざまな種類がありますが、それらの多くは一連の行で構成され、タブ区切りやコンマ区切りのファイル、固定長の行など、類似した書式がよく使用されます。このようなテキスト ファイルをメモリに読み込んだ後で、LINQ を使用して行を照会したり変更したりできます。LINQ クエリを使用すると、複数のソースのデータを結合するのも簡単です。

参照

処理手順

方法 : CSV ファイルから XML を生成する

その他の技術情報

統合言語クエリ (LINQ: Language-Integrated Query)