Group By 句 (Visual Basic)

更新 : 2007 年 11 月

クエリ結果の要素をグループ化します。グループごとに集計関数を適用するためにも使用できます。グループ化操作は、1 つ以上のキーに基づいて行われます。

Group [ listField1 [, listField2 [...] ] By keyExp1 [, keyExp2 [...] ]
    Into aggregateList

指定項目

  • listField1, listField2
    省略可能です。グループ化された結果に含めるフィールドを明示的に示す、クエリ変数の 1 つ以上のフィールドです。フィールドを指定しない場合、グループ化された結果にはクエリ変数のすべてのフィールドが含まれます。

  • keyExp1
    必ず指定します。要素のグループを決定するために使用するキーを識別する式です。複数のキーを指定して、複合キーを指定できます。

  • keyExp2
    省略可能です。keyExp1 と結合して複合キーを作成する 1 つ以上の追加キーです。

  • aggregateList
    必ず指定します。グループの集計方法を示す 1 つ以上の式です。グループ化された結果のメンバ名を示すには、次のいずれかの形式で、Group キーワードを使用します。

    Into Group
    

    グループに適用する集計関数を記述することもできます。

解説

Group By 句を使用して、クエリの結果をグループに分割できます。グループ化は、1 つのキー、または複数のキーで構成される複合キーに基づいて行われます。一致するキー値と関連付けられた要素は、同じグループに入れられます。

グループの参照に使用するメンバ名を示すには、Into 句の aggregateList パラメータと Group キーワードを使用します。Into 句に集計関数を含めることで、グループ化された要素の値を計算することもできます。標準的な集計関数の一覧については、「Aggregate 句 (Visual Basic)」を参照してください。

使用例

次のコード例は、住所 (国) に基づいて顧客の一覧をグループ化し、グループごとに顧客数を出します。結果は、国名の順序に並べます。グループ化した結果は、都市名の順序に並べます。

Public Sub GroupBySample()
  Dim customers = GetCustomerList()

  Dim customersByCountry = From cust In customers _
                           Order By cust.City _
                           Group By CountryName = cust.Country _
                           Into RegionalCustomers = Group, Count() _
                           Order By CountryName

  For Each country In customersByCountry
    Console.WriteLine(country.CountryName & _
                      " (" & country.Count & ")" & vbCrLf)

    For Each customer In country.RegionalCustomers
      Console.WriteLine(vbTab & customer.CompanyName & _
                        " (" & customer.City & ")")
    Next
  Next
End Sub

参照

概念

Visual Basic における LINQ の概要

参照

Select 句 (Visual Basic)

From 句 (Visual Basic)

Order By 句 (Visual Basic)

Aggregate 句 (Visual Basic)

Group Join 句 (Visual Basic)

その他の技術情報

クエリ (Visual Basic)