NULL 値が許容される構造化型 (Entity SQL)

構造化型の null インスタンスは、存在しないインスタンスです。これは、すべてのプロパティの値が null であるインスタンスとは異なります。

このトピックでは、NULL 値が許容される構造化型について説明します。この内容には、NULL 値が許容される型、および構造化 NULL 値が許容される型の null インスタンスを生成するコード パターンも含まれます。

NULL 値が許容される構造化型の種類

NULL 値が許容される構造化型には、3 つの種類があります。

  • 行型。

  • 複合型。

  • エンティティ型。

構造化型の NULL インスタンスを生成するコード パターン

次のシナリオは、null インスタンスを生成します。

  • 構造化型としての null の構造化

    TREAT (NULL AS StructuredType)
    
  • 派生型に対する基本データ型のキャスト

    TREAT (BaseType AS DerivedType)
    
  • false の条件での外部結合

    Collection1 LEFT OUTER JOIN Collection2
    ON FalseCondition
    

    --または

    Collection1 RIGHT OUTER JOIN Collection2
    ON FalseCondition
    

    --または

    Collection1 FULL OUTER JOIN Collection2
    ON FalseCondition
    
  • null 参照の逆参照

    DEREF(NullRef)
    
  • 空のコレクションからの ANYELEMENT の取得

    ANYELEMENT(EmptyCollection)
    
  • 構造化型の null インスタンスのチェック

    ...
    for (int i = 0; i < reader.FieldCount; i++)
    {
        if (reader.IsDBNull(i))
        {
            Console.WriteLine(“[NULL]”);
        }
        else
        {
            Console.WriteLine(reader.GetValue(i).ToString());
        }
    }
    

参照

概念

Entity SQL の概要