regex_constants::match_flag_type
更新 : 2007 年 11 月
正規表現の一致オプションのフラグです。
typedef T2 match_flag_type;
static const match_flag_type match_any, match_default, match_not_bol,
match_not_bow, match_continuous, match_not_eol, match_not_eow,
match_not_null, match_partial, match_prev_avail;
解説
この型は、テキスト シーケンスと正規表現とを比較する際に使用されるオプション、および、テキストの置換時に使用される書式指定フラグを表すビットマスク型です。複数のオプションを縦棒 (|) で組み合わせて指定できます。
次の一致オプションがあります。
match_default
match_not_bol : ターゲット シーケンスの先頭位置を行頭とは見なさない場合に使用します。
match_not_eol : ターゲット シーケンスの末尾の次の位置 (past-the-end) を行末とは見なさない場合に使用します。
match_not_bow : ターゲット シーケンスの先頭位置を単語の開始とは見なさない場合に使用します。
match_not_eow : ターゲット シーケンスの末尾の次の位置 (past-the-end) を単語の終わりとは見なさない場合に使用します。
match_any : 複数の一致が考えられるときに、それらすべてを結果として受け入れる場合に使用します。
match_not_null : 空のサブシーケンスを一致とは見なさない場合に使用します。
match_continuous : ターゲット シーケンスの先頭から始まる一致だけを対象に検索します。
match_prev_avail : --first を有効な反復子として使用できます。match_not_bol および match_not_bow は、設定されていたとしても無視されます。
書式指定フラグは、次のとおりです。
format_default : ECMAScript 形式の規則を使用します。
format_sed : sed 形式の規則を使用します。
format_no_copy : 正規表現に一致しないテキストをコピーしません。
format_first_only : 最初の一致のみを検索し、それ以降は検索しません。
必要条件
ヘッダー : <regex>
名前空間 : std::tr1